2026年日本株の見通しまとめ【上昇期待が続きつつ、値動きは荒く、大型株から中小型株や内需株へ】

投資コラム
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マクロ環境と日経平均目標

2025年までの企業業績は堅調で、2026年度もTOPIXベースで2桁成長を予想するハウスが増えています。

インフレと賃上げ、円安・円高の綱引き、AI投資の持続性などが、2026年の日本株の大きな変動要因です。

  • 野村証券はTOPIX EPSの増加を背景に、日経平均のメインシナリオを2026年末5万5,000円としています。
  • マネックス証券のストラテジストは、2026年末の日経平均が6万円に迫る上昇シナリオを提示しています。
  • マーケット予想平均では、日経平均2026年末は約5万8,000円とされ、足元から10〜15%程度の上昇余地があるとの見方が示されています。

規模別(大型・中型・小型)見通し

これまで相場をけん引してきたのはグローバル展開の進んだ大型株でしたが、2026年は「中小型株の逆襲」を指摘するレポートが相次いでいます。

サナエノミクスや東証改革、コーポレートガバナンス強化が、バリュエーション是正を通じて中小型株に波及すると期待されています。

  • 規模別の方向感
    • 大型株:
      • グローバル景気減速や円高が逆風となり、これまでのような指数主導の一極集中はやや鈍るとの見方が優勢です。
    • 中型株:
      • 半導体・電子部品、インフラ、ニッチな世界シェア企業を中心に、安定成長+改革期待でじり高のシナリオが多くなっています。
    • 小型株:
      • AI関連の成長株や好業績の内需小型株への再評価が2026年のテーマとされ、「大型株に対して3年ぶりの勝利が目前」といった分析も出ています。

セクター別の注目テーマ

アナリスト調査やオンライン証券の年始レポートでは、2026年の有望業種として銀行、AI・半導体、素材・インフラ、スポーツ・イベント関連などが上位に挙がっています。

  • 主な注目セクター
    • 銀行・金融:
      • 「金利のある世界」に入ったことで、利ざや拡大と累進配当政策を背景に、銀行株が最も恩恵を受ける業種との評価が多数派です。
    • AI・半導体・電子部品:
      • AIデータセンター投資継続を前提に、半導体装置・材料、日本の電子部品メーカーなどが引き続き高い成長期待を集めています。
    • 素材・インフラ・自動車:
      • 2026年度の業績成長が大きい業種として、素材・化学、鉄鋼・非鉄、自動車・輸送機、建設・資材などがピックアップされています。
    • 内需・消費・スポーツ関連:
      • 実質賃金の改善とスポーツイベント・観光需要で、百貨店やスポーツ用品、航空・旅行などの銘柄に注目が集まっています。

規模×セクターの整理

規模テーマ・セクター背景ストーリーの例
大型株半導体・電子部品・自動車・素材AI・データセンター投資やEV、インフラ投資継続で、業績拡大が続くとの見方。
大型株銀行・保険・金融金利正常化と株主還元強化で「高配当+構造的な収益改善」が期待される。
中型株インフラ・建設・資材公共投資や設備投資需要、老朽インフラ更新で、中期的な受注・利益成長が見込まれる。
中小型株AI・ソフトウェア・ITサービスサナエノミクスやDX推進、AI関連投資拡大を受けた高成長企業に再評価機運。
中小型株内需・サービス・小売・観光実質賃金の改善とインバウンド、スポーツイベントを追い風に、消費関連の中小型株に注目。

ファンド選びとポートフォリオの枠組み

  • コア(日本株全体を押さえる部分)
    • TOPIX連動・日経平均連動、あるいは広く日本株に分散投資するインデックスファンドで、2026年の企業業績成長とガバナンス改革の果実を取りに行くポジション。
  • サテライト(テーマ・規模を絞る部分)
    • 日本中小型株ファンド:サナエノミクスや東証改革による中小型株の再評価を狙う枠。
    • セクター特化型・テーマ型:半導体・AI関連、日本の金融株、高配当日本株など、読者が興味を持ちやすいテーマファンドを少額で組み合わせるアイデア。
  • リスク管理の視点
    • 円高・金利上昇・AIブームの息切れなどで想定レンジ下限(たとえば日経平均4万8,000〜5万円台前半)に押し戻される可能性もあるため、時間分散・金額分散と、海外株式・債券とのバランスが重要になります。
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