主として、米国を中心に世界(日本を含む)の金融商品取引所に上場(これに準ずると委託会社が判断したものを含む)されている優良企業の株式に投資を行い、長期的な値上り益を獲得することをめざす。実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジは行わない。ファンドオブファンズ方式で運用。5、11月決算。
アセットマネジメントOne株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
米国、大型、成長株を分散
米国の大型株かつ成長株を中心に投資を行うアクティブファンドです。
設定は2023年末でありそこまで運用実績はありません。
ポートフォリオを見ると、組み入れのほとんどは米国株であり大型株です。
業種別で見ると情報技術が多く、市場平均の時価総額ベースとあまり大きく変わりません。
主に半導体やテクノロジー企業が多く、時価総額ベースに買って保有しているイメージです。
組み入れ銘柄数は200を超え、分散投資されているものの、市場平均に近い動き、組み入れになっておりアクティブファンドならではのポートフォリオの特徴は特にありません。
市場平均に勝てず
パフォーマンス面で見ても、米国の大型株指数であるラッセル1000と比べても大きな違いはなく、かつその指数を上回ることもありません。
設定されてまだ間もないということもありますが、今までのところアクティブファンドとしてパフォーマンス面で優れているポイントも見当たらないといったところです。
具体的な数字で見ると、リターンは年率13%程度、リスクは年率22%程度となっており、それぞれ市場平均よりも悪い数字です。
ファンドの効率性は、シャープレシオは0.5程度となっておりとても悪く、結果が出ているとは言えません。
今後組み入れ銘柄の変更やポートフォリオ構成の機動的な入れ替えなどを行えば市場平均とは違いが出てくる可能性があるものの、現在までのところはそれが見られません。
つまり、インデックスに勝てる見込みは見いだせないというのが評価となってしまいます。
ファンドの殿堂による評価は【★】です。
ファンド概要
One/フィデリティ・ブルーチップ・G株(正式名:One/フィデリティ・ブルーチップ・グロース株式ファンド〈成長型〉)は、米国を中心とした世界の「大型グロース株」に幅広く投資し、長期的な値上がり益をねらうアクティブファンドです。
フィデリティの徹底した企業調査と、約200~500銘柄への分散投資という運用スタイルが大きな特徴です。
運用手法とリサーチ体制
- ボトムアップ・アプローチ
- 個別企業の詳細な調査に基づき、銘柄を選ぶ手法を採用。
- 企業だけでなく、工場・店舗、仕入先、競合他社なども徹底的に調査するのがフィデリティの強み。
- 大型グロース株中心&200~500銘柄に分散
- 米国を中心に、大型の成長株を主な投資対象としつつ、約200~500銘柄と非常に広く分散します。
- 「究極の分散投資をめざす」と表現されるほど、1銘柄に偏らないポートフォリオ構成が特徴です。
- 3段階の銘柄分類でポートフォリオ構築
- フィデリティは将来リターンへの“確信度”に応じて、銘柄を「新興銘柄」「コア銘柄」「トップ銘柄」の3段階に分類。
- 特にトップ銘柄は約20銘柄程度ですが、ポートフォリオの40~60%を占める中核ポジションとして組み入れます。
- 確信度の変化に応じた組み替え
- 調査を継続し、確信度が高まった銘柄は比率を引き上げ、新興→コア→トップへと“昇格”するイメージで組み替えます。
- その過程で、テスラのように株価が大きく上昇した銘柄があれば、ファンドのリターンへの貢献が期待されます。
特徴・メリット
- 長期成長ポテンシャルの取り込み
- 米国のような成長力の高い株式市場のなかでも、「成長株」に的を絞ることで、高い株価上昇を狙う設計です。
- 配当よりも値上がり益を重視するため、長期での資産形成に向いた性格があります。
- 究極の分散投資をめざす構成
- 200~500銘柄という広い分散により、個別銘柄の悪材料によるダメージを抑えつつ、全体として成長を取りにいくのが特徴です。
- トップ銘柄に集中的に資金を配分しつつも、周辺に多くの有望銘柄を組み入れる「コア+衛星」のような構造になっています。
- フィデリティのリサーチ力を活用
- 世界最大級といわれるフィデリティの運用・調査体制を活用できる点は、個人投資家にとって大きなメリットです。
- 個人では調査しきれないグローバル企業群を、プロのアナリスト・ファンドマネージャーが継続的にチェックしてくれます。
リスク・注意点
- 株式・為替の価格変動リスク
- 株式ファンドであり、値動きは大きくなりやすく、相場次第では基準価額が大きく上下します。
- 主に米ドル建て資産に投資するため、円高・円安など為替レートの変動による影響も受けます。
- グロース株特有のボラティリティ
- 成長期待が高い分、業績のブレや金利上昇局面などでは、バリュー株よりも株価の上下が激しくなりやすい傾向があります。
- 短期の値動きに一喜一憂しやすい投資家にはストレスが大きくなる可能性があります。
- 信託報酬などコスト
- フィデリティの私募ファンドを通じて運用するファンド・オブ・ファンズ形式のため、実質的な信託報酬は年率約1.7%程度(税抜1.57%)と、インデックスファンドに比べると高めです。
- 長期投資を前提にするほど、コストがリターンに与える影響は無視できないため、コストと期待リターンを天秤にかけて判断する必要があります。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。

