主として世界(除く日本)の金融商品取引所に上場されている企業の株式に投資を行う。個別銘柄選択にあたっては、世界の主要拠点のアナリストによる徹底的な企業分析や直接面談による調査を活かした「ボトム・アップ・アプローチ」により、魅力的な投資機会の発掘に注力する。実質組入外貨建資産については、原則として対円での為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。8月決算。
フィデリティ投信株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
世界のグロース株に集中投資
フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドは、世界の株式に投資し、中長期的な資産成長を目指す投資信託です。
運用方針としては、
- ①世界(日本を除く)の金融商品取引所に上場している企業の株式に投資すること。
- ②企業の成長性や業績に対する株価の割安度に注目し、運用成果の向上を目指す。
- ③銘柄選定は、フィデリティのグローバルな調査体制を活用し、アナリストによる徹底的な企業分析や企業との直接面談を通じて行う「ボトム・アップ・アプローチ」を採用。
- ④幅広い国・地域・業種から有望な成長銘柄を発掘し、分散投資を実施。
- ⑤原則として為替ヘッジは行わないコースも設定されている(特にDコース)。
- ⑥分配金は、毎計算期末の前営業日の基準価額に応じて支払うことを目指す(毎月決算型の場合)。
となっています。
運用プロセスは、まず世界の主要拠点のアナリストが企業の成長性や業績、株価の割安度を調査します。
そして、アナリストによる現地調査や企業との面談を通じて、徹底的な情報収集を実施します。
こうした調査結果をもとに、個別銘柄を選定し、ポートフォリオを構築することとなっています。
特徴として、今後3~7年先の企業価値を分析しているという点です。
これは、短期的な値動きよりも、数年先の成長性や企業の持続的な競争優位性に注目して企業分析を行い、投資先を選定するというものです。
もう少し運用実績を見たい
組み入れ銘柄数は、約80程度で、銘柄分散が行われているものの、一定の集中投資となっています。
そして、売買回転率は2.7倍程度と、やや高めとなっており、売買も比較的頻繁に行われています。
世界のグロース株といってもほとんどは米国株で、その多くは大型株であり、テクノロジー系が多くなっています。
設定が2023年と新しく、設定来のパフォーマンスは比較的好調です。
S&P500や世界株インデックスと比較してもどちらも大きく上回るリターンが上がっており、設定来の動きではかなりの高リターンです。
ただ、リスクは年率25%程度と、かなりブレが大きい運用となっています。
リターンは高いものの、リスクが大きいため、シャープレシオは1程度とそこまで高くないです。
つまり、短期的に大きなリターンが上がっているものの設定が2023年ということもあり、長期投資可能かどうかはもう少し長期の実績を見る必要があります。
ファンドの殿堂による評価は【★★】です。
ファンド概要
フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドは、「日本を除く世界の成長企業の株式に広く投資し、値上がり益を狙うアクティブ運用のグローバル株ファンド」です。
運用方針・運用プロセス
- 投資対象は、AI・IT・ヘルスケア・環境関連など、今後数年の高い成長が期待されるグロース企業が中心です。
- 特徴的なのは「3~7年先の企業価値」に着目する長期視点のボトムアップ運用で、短期の株価変動よりも中長期の業績成長を重視します。
- 個別銘柄の選定では、世界各地のアナリストによる徹底した企業調査(年間約1万件規模の企業面談)を活用し、企業のビジネスモデル、競争力、収益性、バリュエーションなどを多角的に分析します。
- 「成長性」と同時に「株価の割安度」にも注目し、将来の利益成長を織り込み切れていない“真の成長機会”を持つ銘柄を組み合わせてポートフォリオを構築します。
特徴・メリット
- 世界中の成長企業に一括分散投資できるため、個人では追いきれない銘柄調査をプロに任せつつ、グローバル成長の果実を狙える点が魅力です。
- 上昇相場で強みを発揮しやすいグロース株中心のポートフォリオであり、特にAIやデジタル関連など構造的成長テーマへの比重が高い傾向があります。
- Dコースなど毎月決算型では、基準価額に応じてあらかじめ目安とされる金額の分配を目指しており、「値上がり+分配金」という形でリターンを得る設計です。
リスク・注意点
- グロース株への集中と株式100%に近い構成のため、基準価額の値動き(価格変動リスク)は比較的大きくなります。
- 日本を除く外貨建て資産に投資するため、為替ヘッジなしコースでは円高になると基準価額の押し下げ要因となり、為替ヘッジありコースではヘッジコストがリターンを押し下げる場合があります。
- 毎月分配型では、分配金の原資が必ずしも「利益」とは限らず、相場環境によっては元本を取り崩して分配するケースもあり、長期の資産形成では分配金の受取り方に注意が必要です。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


