ファンド概要
日本を含む世界各国(エマージング国を除く)の株式の中から、グローバル比較で見た割安銘柄に分散投資。銘柄選択にあたっては、ファンダメンタルズ分析と株価の適正水準評価等に基づくボトムアップ・アプローチにより行う。原則として為替ヘッジを行わない。ベンチマークはMSCIワールド・インデックス(円換算指数)。
インベスコ・アセット・マネジメント株式会社
割安な個別銘柄を世界中から探し回るファンド
日本の投資信託では珍しく、設定から20年以上経過しており当初はほとんど残高はなかったものの、純資産総額の伸びがここ数年で急激に増えているファンドです。
このような世界株式への分散投資ファンドは、無数に設定され、純資産総額が増えないファンドはすぐに淘汰されてなくなっていくパターンが多いです。
投資方針としては、世界の割安株(バリュー株)を個別に探しに行って投資をするというごく普通の内容ですが、なぜにそこまで残高が増えているのでしょうか?
パフォーマンスを見てみましょう。
ファンドの実績
パフォーマンスチャート
出所:Yahoo!ファイナンス
世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。チャートはインベスコ 世界厳選株式<H無>(年1回決算)
組み入れ銘柄上位リスト
銘柄 | 国 | 業種 | 組み入れ比率 |
---|---|---|---|
3iグループ | イギリス | 金融 | 6.30% |
ブロードコム | アメリカ | 情報技術 | 5.20% |
マイクロソフト | アメリカ | 情報技術 | 4.70% |
ベラリア | フランス | 素材 | 4.20% |
アメリカン・タワー | アメリカ | 不動産 | 4.10% |
友邦保険控股 | 香港 | 金融 | 3.90% |
ユナイテッドヘルス・グループ | アメリカ | ヘルスケア | 3.60% |
ユニオン・パシフィック | アメリカ | 資本財・サービス | 3.40% |
ロイヤル・ユニブリュー | デンマーク | 生活必需品 | 3.30% |
アケルBP | ノルウェー | エネルギー | 2.80% |
ファンド運用歴、パフォーマンスともに超優秀ファンド
パフォーマンスを見ると、過去3年でこのファンドのベンチマークであるMSCIワールド・インデックスを大きく超えています。
運用の効率性を示すシャープレシオの数値も良いものが出ています。
もちろんこれはコスト控除後のパフォーマンスなので、まさに素晴らしい結果を出しているファンドと言えるでしょう。
設定から20年以上経過しているにも関わらず、長年日の目を浴びなくとも好パフォーマンスを上げていた結果、たくさんの投資家に注目され買われているのでしょう。
アクティブファンドはこうあるべきという典型を見せられている気がします。コスト控除後でもインデックスに勝てるアクティブファンド、こういったファンドが多く生まれて評価されるとこちらとしても嬉しくなってきます。
運用の中身を見てみると、個別銘柄選定の結果とはいえ、組み入れ銘柄のトップがイギリスの投資会社(3iグループ)です。
3iグループをご存じの方はあまりいないのではないでしょうか。この会社は、イギリスの投資会社で、プライベートエクイティ(PE)や、インフラなど幅広く投資をする事業を行っており、利益率が高く配当利回りも高い会社です。
だいたいこういった世界株ファンドは、アメリカのGAFAMあたりを無難に組み入れを多くするのですが、こういったところもこのファンドがしっかりとパフォーマンスを上げられている要因でしょう。
買える金融機関一覧
34社 |
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auカブコム証券 |
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SMBC日興証券 |
あかつき証券 |
とうほう証券 |
みずほ銀行 |
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