日本を含む世界各国(エマージング国を除く)の株式の中から、グローバル比較で見た割安銘柄に分散投資。銘柄選択にあたっては、ファンダメンタルズ分析と株価の適正水準評価等に基づくボトムアップ・アプローチにより行う。原則として為替ヘッジを行わない。ベンチマークはMSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)。ファミリーファンド方式で運用。12月決算。
インベスコ・アセット・マネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
割安な個別銘柄を世界中から探し回るファンド
日本の投資信託では珍しく、設定から20年以上経過しており当初はほとんど残高はなかったものの、純資産総額の伸びがここ数年で急激に増えているファンドです。
このような世界株式への分散投資ファンドは、無数に設定され、純資産総額が増えないファンドはすぐに淘汰されてなくなっていくパターンが多いです。
投資方針としては、世界の割安株(バリュー株)を個別に探しに行って投資をするというごく普通の内容です。
ポートフォリオの内訳は、国別では米国が4割、次いでイギリス、オランダとなっており、この3国で全体の7割を占めます。
業種別では、資本財・サービスと金融が最も多く、次いで情報技術となっています。
これを見ると、成長株よりは割安株に特化しているということがわかります。
銘柄数は約40銘柄ほどと、一定の集中投資が行われています。
ファンド運用歴、パフォーマンスともに超優秀ファンド
パフォーマンスを見ると、過去5年、3年ともにこのファンドのベンチマークであるMSCIワールド・インデックス(円ベース)を大幅に上回っています。
年率リターンは、22〜23%ととても高いです。
そして注目すべきはリスクの小ささです。
株式ファンドのため株価変動や為替の影響はあるものの、リスク値は年率12%前後で推移しており、この数字は他の海外株式ファンドと比べてもかなり低いものとなっています。
そのため運用の効率性を示すシャープレシオは、過去3年では1.9と、これもとても高い数値です。
設定から20年以上経過しているにも関わらず、長年日の目を浴びなくとも好パフォーマンスを上げていた結果、たくさんの投資家に注目され買われているのでしょう。
アクティブファンドはこうあるべきという典型を見せられている気がします。コスト控除後でもインデックスに勝てるアクティブファンドの一つです。
中長期的にポートフォリオの中心としても保有できる優秀なアクティブファンドと言えます。
ファンドの殿堂による評価は【★★★】です。
ファンド概要
このファンドはマザーファンドを通じて、日本を含む世界各国(エマージング国除く)の株式に分散投資します。
約20,000社の先進国企業から40〜50銘柄を厳選し、長期成長を目指します。
ベンチマークはMSCIワールド・インデックスで、信託報酬は年率約1.9%(税込)です。
運用手法
ボトムアップ・アプローチで銘柄を選びます。
まず投資アイデアを発掘し、ファンダメンタルズ分析(競争優位性、財務健全性、経営力)と株価の適正水準評価を実施してポートフォリオを構築します。
原則為替ヘッジなしのコースが多く、為替変動もリターン要因となります。
主な特徴
「成長+配当+割安」の王道投資を追求し、景気に左右されにくい安定成長企業や質の高い配当株、割安株に焦点を当てます。
2017年以降8年超連続で純資金流入を記録し、R&Iファンド大賞で複数受賞歴があります。
投資のポイント
初心者〜中級者には、株価変動を抑えつつ長期リターンを目指す点が魅力ですが、為替リスクや手数料を考慮しましょう。
多くの国内証券で購入可能で、運用実績は世界株平均を上回る傾向です。
過去データに基づくため、将来を保証しませんが、分散投資の第一歩に適しています。
ファンドの詳細データ
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