主としてTOPIX(東証株価指数)構成銘柄が主要投資対象。アナリストによる企業調査や、流動性、時価総額による定量的な絞り込みにより、極端に財務リスクの高い銘柄を排除した投資候補銘柄を選別。割安株への傾斜配分とリスク管理を実現すべく、独自の運用モデルにより具体的な投資銘柄を決定。ベンチマークはTOPIX(配当込み)。ファミリーファンド方式で運用。5月決算。
ニッセイアセットマネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
TOPIXを上回り続けることを目指す
ニッセイ日本株ファンドは、割安株投資を中心とした運用を行うアクティブファンドです。
運用目標は、中長期的な観点から、ベンチマークであるTOPIX(配当込み)を上回る運用成果を目指します。
銘柄選択と運用手法は、 ニッセイアセットマネジメント独自の運用モデルを活用し、主に割安株投資(バリュー投資)を重視しています。
PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)などの指標に着目し、割安と判断される銘柄を中心に選定します。
そして、徹底したリスク管理を行い、TOPIX(配当込み)の収益率を下回るリスクを極力抑えつつ、着実な超過収益の積み上げを目指します。
特徴として、なるべくベンチマークに忠実な運用をしていることと、バリュー投資の徹底が挙げられます。
そのために、組み入れ銘柄は数百銘柄にものぼり、基本的に市場平均に類似した動きをしています。
ただ、それだとインデックスファンドと同じになってしまうため、銘柄分析をしっかりした上でややバリュー株に重きをおいており、その点においてTOPIXを上回るリターンを狙っております。
TOPIXをわずかに上回る
パフォーマンスは、ベンチマークであるTOPIXを中長期的に着実に上回っています。
ファンドの運用目標にある通り、しっかりとした超過リターンがあげられています。
詳細を見ると、組み入れ上位銘柄では日本株の時価総額の多い銘柄が多いものの、組み入れ銘柄数は160程度と、分散投資をしっかりとしつつも、必ずしも指数に準じたものではありません。
つまり、基本的にはTOPIXを意識しつつも、特に割安感のある銘柄を選別し、それがしっかりとパフォーマンスにつながっています。
売買回転率は1.5倍程度と、銘柄入れ替えを頻繁に行っているわけではないとしても、頻繁にリバランスが行われている様子が伺えます。
他のパフォーマンス面では、リスクが年率12%程度と、そこまで低リスクではないにしても、他の株式ファンドなどと比べるとリスクの抑えた運用ができています。
そのため、運用の効率性を示すシャープレシオは、2近い数字となっており、十分効率的な運用ができていると言えます。
つまり、リターンは市場平均をしっかりと上回り、効率性も高いことから、長期的に保有できる日本株アクティブファンドです。
ただ、数ヶ月や1年スパンで見てしまうと、TOPIXを下回る期間もあるため、あくまで中長期的に見る必要があります。
ファンドの殿堂による評価は【★★】です。
ファンド概要
ニッセイ 日本株ファンドは、国内株式にほぼ100%投資し、TOPIX(配当込み)を上回る中長期のリターンを狙うアクティブファンドです。
割安株への投資とリスク管理を組み合わせて「TOPIXを少しずつ上回ること」を目指す、王道の日本株アクティブ型と言えます。
投資対象の絞り込み
- 主な投資対象はTOPIX構成銘柄(東証プライム中心の日本株全般)。
- アナリストによる企業調査や流動性・時価総額などの定量条件でスクリーニングし、極端に財務リスクの高い銘柄を排除。
- こうして投資候補銘柄(おおよそ300~500銘柄)をリストアップ。
「怪しい銘柄・流動性が薄すぎる銘柄は最初から外す」ことで、ポートフォリオ全体のリスクを抑えています。
割安株投資+運用モデル
割安度(バリュエーション)に注目した銘柄選択を行い、割安と判断される銘柄にやや厚めに配分。
ニッセイ独自の運用モデルを使って、銘柄ごとの期待リターンやリスク、TOPIXとの値動きの違いを定量的に分析し、ポートフォリオを最適化。
通常150~300銘柄程度に分散投資し、個別銘柄のブレを抑えつつ超過リターンを狙う構造です。
人の判断だけでなくモデルも活用し、「割安株への傾斜」と「指数からの乖離の管理」を両立しているのが運用手法のポイントです。
主な特徴・メリット
- 日本株に一括分散投資:150~300銘柄への分散で、個別株リスクを軽減しつつ日本株全体の成長に乗れる。
- 割安株への傾斜:割安度に注目することで、「人気が出る前の株」を取りにいくバリュー寄りのスタイル。
- ベンチマークが明確:TOPIX(配当込み)を基準にしているため、投資家が成果を評価しやすい。
- 長期運用の実績:2001年設定で、リーマンショックやアベノミクスなど様々な局面を経験済み。
コストやパフォーマンス面の注意
- 信託報酬は年0.88%程度と、インデックスファンドより高め(アクティブ型としては標準~やや高めレベル)。
- 解約手数料や購入手数料は現在0%(ノーロード)とされるケースが多い一方、信託報酬分のコストは確実に差し引かれる。
- インデックスとの比較では、「TOPIX連動の低コストファンドよりも、どれだけ安定して上回れているか」が投資判断のカギになります。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


