フィデリティ・世界割安成長株(テンバガー・ハンター) 【設定来のパフォーマンスは超優秀、今後も継続できるかが鍵】

フィデリティ・世界割安成長株(テンバガー・ハンター) ファンド情報

ファンド概要

主として世界(日本を含む)の金融商品取引所に上場されている企業の株式に投資を行う。個別銘柄選択にあたっては、世界の主要拠点のアナリストによる徹底的な企業分析や直接面談による調査を活かした「ボトム・アップ・アプローチ」により、魅力的な投資機会の発掘に注力する。

フィデリティ投信株式会社

10倍になるような銘柄を世界中から発掘するファンド

愛称が「テンバガー・ハンター」と付けられている通り、世界中から大きく化ける株を探すファンドです。

設定から約3年で純資産残高では日本トップクラスのファンドに成長しています。

特徴としては、競争力のある製品やサービス、強固な財務基盤、かつ市場でまだ発掘されていないような割安のまま放置されているような銘柄を探します。

アクティブファンドに求められている、銘柄選定、売買タイミング、そしてパフォーマンスの真価が求められます。

さすがに10倍になるような銘柄を次々と当てるなんてことは相当難しいとは思いますが、それがある程度でもできていれば超優秀ファンドになると思います。

パフォーマンスを見てみましょう。

ファンドの実績

パフォーマンスチャート

出所:Yahoo!ファイナンス

世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。

組み入れ銘柄上位リスト

銘柄業種組み入れ比率
ウェルズ・ファーゴアメリカ金融1.40%
PG&Eアメリカ公益事業1.30%
シーゲート・テクノロジー・ホールディングスアイルランド情報技術1.10%
トタルエナジーズフランスエネルギー1.10%
伊藤忠商事日本資本財・サービス1.00%
シグナ・グループアメリカヘルスケア0.90%
国薬控股(シノファーム・グループ)中国ヘルスケア0.90%
アリマンタシォン・クシュタールカナダ生活必需品0.90%
ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズアメリカ金融0.90%
アンテロ・リソーシズアメリカエネルギー0.90%

設定来(約3年)では超優秀

パフォーマンスを見ると、円ベースの世界株平均をも大きく上回り、かなり良い成績です。しかも、基準価額のブレ(リスク)もそれほど大きくなく、シャープレシオも1.6と、かなり良い運用ができている印象です。

組み入れ銘柄を見てみると、結構マニアックな銘柄が上位に来ています。

気になって調べたところ、このファンドの平均PER(株価収益率)は10.8倍、PBR(株価純資産倍率)は1.7倍、平均時価総額は220億ドルでした。

比較としてMSCIワールドインデックスは、PER17倍、PBR3倍、平均時価総額4,760億ドルです。

つまり世界の平均よりもこのファンドの組み入れ銘柄は、「かなり割安」かつ「時価総額が小さい」ということです。

個別銘柄をやられている方はわかるとは思いますが、テンバガーを狙うなら大型株ではなくそういった割安で放置されているような銘柄を狙います。

過去3年のパフォーマンスはかなり良いファンドです。ポートフォリオの1つとして選択肢はアリでしょう。

今後のパフォーマンスにも期待したいですが、こういった銘柄選定に特徴のあるファンドは、パフォーマンスのブレが起きやすくなる可能性もあるので少し注意が必要です。

買える金融機関一覧

33社
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