世界各国の株式の中から主にロボティクス関連企業の株式に投資を行う。産業用やサービス用などのロボットを製作する企業のみならず、ロボット関連技術であるAI(人工知能)やセンサーなどの開発に携わる企業も投資対象とする。銘柄選定は、株式のアクティブ運用に注力するラザード社が、徹底した調査に基づき行う。外貨建資産への投資にあたっては、原則として為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。7月決算。
アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
ロボット関連企業に特化したテーマ型ファンド
このファンドは、現在日本のファンドで特定のテーマに特化したテーマ型ファンドの中で最も純資産残高の多いファンドの一つです。
投資先としては、国や地域を問わず世界全体からロボティクス関連企業、さらにはAIやIOT関連企業なども含めた銘柄を対象としているのが特徴です。
国別の特徴として、日本の株式の比率が高くなっており、日本の機械メーカーなども多く組み入れています。
投資戦略としては、徹底した銘柄選定を行い、企業調査に定評のあるラザード社が実質的な運用を行っています。
パフォーマンスはかなり良いです。
世界的に株式市場が値上がりしており、さらには円安基調が続いておりますが、それでも他の指数と比べてほぼ全期間でパフォーマンスは上回っています。
中長期的なリターンは平均20%程度ととても高く、かつテーマ型でありながら安定的に高リターンが出ています。
テーマ型であるため、業種がやや偏っており、リスクは年率20%とやや高めです。
ただ、シャープレシオは安定して1を超えて推移しており、十分効率的な運用ができていると言えます。
テーマ型ファンドの珍しい成功例
このパフォーマンスの要因として、①世界的なロボティクス関連企業の業績が良い、②ファンドの銘柄選定がうまく効いていることなどが挙げられます。
特に、銘柄選定に着目してみると、ロボットやAIなどに特化した他のファンドに比べこのファンドの特徴としては国の比率にあります。
他のファンドは、ほとんどの銘柄が米国であるにも関わらず、このファンドは他の国の銘柄組み入れが多いです。
特に日本の銘柄が20%以上入っており、世界の時価総額比率と比べてもかなり多いです。
組み入れ上位銘柄を見るだけでも、通常はアメリカの銘柄がほとんどになるファンドが多い中、スイス、日本、フランス、ドイツといったように国のバラエティが多いのがわかります。
おそらくは個別銘柄を調査していった結果であるのでしょうが、他のテーマ型ファンドが米国株に集中している中である意味それだけ銘柄選定に自信を持っていることの現れでしょう。
そして、パフォーマンスもしっかり上がっていることから、ポートフォリオの一つとして保有して全く問題ないファンドです。
ファンドの殿堂による評価は【★★★】です。
ファンド概要
グローバル・ロボティクス株式ファンドは、世界中のロボット・AI・センサー関連企業の株式にまとめて投資し、「ロボティクスの成長に長期で乗る」ことをねらうアクティブ型のテーマファンドです。
労働力不足への対応や自動化ニーズの拡大といった長期トレンドを背景に、将来の成長が期待される企業を厳選して運用しているのが特徴です。
投資対象と運用手法
このファンドは「ロボットそのもの」だけでなく、「ロボットを支える技術」にも広く投資するのがポイントです。
- 主な投資対象
- 産業用ロボット・サービスロボットを製造する企業。
- AI(人工知能)や画像認識など、ロボットの頭脳となるソフトウェア企業。
- センサー、半導体、制御装置など、ロボットを動かすための部品・インフラ企業。
- 運用手法(アクティブ運用)
- ベンチマークに機械的に連動させるのではなく、「グローバル・ロボティクス株式マザーファンド」を通じて運用会社が銘柄を個別に選ぶアクティブ運用。
- ラザード社が、企業の成長性・収益性・株の流動性などを詳細に調査して銘柄を絞り込み、ポートフォリオを構築。
- 株式への実質投資比率に上限は設けず、「ロボティクス関連株にフルベットしやすい」設計。
特徴・メリット
- ロボティクスという成長テーマに一本で投資
- 製造業の自動化、倉庫・物流ロボット、医療ロボット、サービスロボット、AIなど、幅広い分野の成長を一つのファンドで取り込める。
- 「見えるロボット」と「見えないロボット」両方に投資
- 工場で動くアーム型ロボットなどの「見えるロボット」だけでなく、クラウド上で動くAIやアルゴリズムなど「見えないロボット」にも注目しているとされています。
- テーマの裾野が広いため、個別株で同じような分散を再現するのは難しく、投信のメリットが出やすい分野。
- 専門家による銘柄選定
- 世界のロボティクス関連株を対象に、ラザード社が徹底的なボトムアップ調査で銘柄を厳選。
- 実際の組入銘柄には、半導体大手のエヌビディアや手術用ロボットのインテュイティブサージカル、マイクロソフトなど、有名なハイテク・ロボティクス関連銘柄も含まれている(1年決算型の構成銘柄情報より)。
リスク・注意点
- 株式100%近いリスク資産
- 株式への投資比率に制限を設けていないため、株式市場が下落すると基準価額も大きく下がる可能性がある。
- 「守りより攻め」のテーマ株ファンドなので、短期での値動きはかなり大きくなることを、初心者には事前に伝えておきたい。
- テーマ集中によるブレ
- ロボティクス関連という特定テーマに集中投資するため、世界株インデックスなどの「広く分散したファンド」よりも値動きが偏りやすい。
- ロボティクス分野の成長が一時的に鈍化したり、市場が「テーマ株ブームの反動」で冷え込むと、大きく下落する局面もあり得る。
- 為替リスク
- 原則為替ヘッジなしのコースでは、円高になると、現地通貨ベースで株価が上昇していても、円換算ではリターンが削られることがある。
- 逆に円安時は追い風になるので、「ロボット×為替」の両方の影響を受けるファンドと説明できる。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


