主として世界の取引所に上場している株式(REIT含む)から、AI(人工知能)の進化、応用により高い成長が期待される企業の株式に投資を行い、信託財産の中長期的な成長を目指す。企業の成長見通し、財務健全性、バリュエーション等の分析・評価を行い、投資銘柄を選択する。原則として、為替ヘッジは行わない。ファミリーファンド方式で運用。9月決算。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
AI(人工知能)をテーマに革新的技術に投資するファンド
このファンドは名前の通り、「AI(人工知能)」関連の銘柄に絞って投資するテーマ型アクティブファンドです。
ただ、AI関連株と言っても実際はテクノロジー企業を幅広く保有する「業種特化型」とも言えます。
組み入れはほとんどが米国株で、業種も大半は情報技術セクターに集中しています。
パフォーマンスはかなり良く、リターンはブレが大きいもののS&P500円ベースなどと比べ大きく上回る局面も目立ちます。
ただ、リスクは年率25%前後とかなり大きく、値動きが大きい点に注意が必要です。
ポートフォリオの特徴としては、その回転率の高さにあります。
売買回転率は2.5を超えており、組み入れ銘柄のリバランスや銘柄入れ替えの頻度が高いことがわかります。
高パフォーマンスは一時的なものか永続的なものか
パフォーマンスチャートを見ると、日本株や世界株の平均を大きく上回っていることがわかります。
なかなかこのようなパフォーマンスを上げるファンドはありません。
しかし、よく見るとパフォーマンスが良いのは2020年から2021年にかけてです。短期的には2023年以降も一部伸びています。
このような動きをするのが「テーマ型ファンド」なのです。
AIというテーマ(実際にはAI以外にも多数投資)に投資をしているこのファンドは、株式市場でAIが話題になるとその関連銘柄が大きく上昇するため、その恩恵を受けます。
ただ、関連銘柄の話題性が薄れる局面では大きく下落することもあるので要注意です。
AIについては一時的な現象なのか、今後長期に渡ってさらに発展するのかはわかりませんが、株式市場での話題性は切り替わりが早いため、今後も動きは大きくなりやすいと思われます。
さらに、組入銘柄を見てわかる通り、このファンドはほとんどが米国株であり、しかもIT関連です。
ある意味業種特化型ファンドなので、「良いときはかなり良い、悪いときはかなり悪い」です。
市場の話題性や、テクノロジー業種の動きには注意が必要です。
ファンドの殿堂による評価は【★★】です。
ファンド概要
グローバルAIファンドは、世界中のAI(人工知能)関連企業の株式にまとめて投資し、AIの成長トレンドに乗って中長期的な値上がり益を狙うテーマ型のアクティブファンドです。
AIそのものだけでなく、AIを支える半導体・クラウドや、AIを活用してビジネスを伸ばす企業まで広く投資対象にしているのが特徴です。
運用手法
- テーマは「AIの広いエコシステム」
AIアルゴリズムやソフトを作る企業だけでなく、GPU・CPUなどの半導体、クラウド・データセンター、AIを使ったサービス企業なども対象にしています。例えば「AIを開発する会社」「AIに必要な計算インフラを提供する会社」「AIを使って自社ビジネスを成長させる会社」といった形で、川上から川下までをバランスよく組み合わせるイメージです。 - アクティブ運用+銘柄選別(ボトムアップ中心)
AI関連企業の成長性、ビジネスモデル、財務健全性、株価の割安・割高感などを分析し、個別銘柄を選ぶアクティブ運用です。トップダウン(マクロや業種トレンド)も見ながら、最終的には個々の企業の調査に重心を置く運用スタイルで、AI投資に強みを持つ海外運用会社(アリアンツ・グローバル・インベスターズU.S. LLC)が実質運用を担当しています。 - 大型株+中小型株をミックス
オープンAIや生成AIブームで恩恵を受ける大型のIT・半導体企業に加え、成長余地の大きい中小型株にも投資して、リターンの上乗せを狙う構成です。その分、相場環境によって基準価額の上下(ボラティリティ)は大きくなりやすいという側面があります。
コスト・リスクのポイント
- 信託報酬は高め(アクティブ+テーマ型の“対価”)
信託報酬(実質コスト)は年率1.925%程度と、インデックスファンドに比べてかなり高い水準です。長期保有するとコスト負担の影響が効いてくるため、「AIというテーマに絞ってプロに任せたいか」が判断のポイントになります。 - 値動きはハイリスク寄り
投資対象が世界の株式、しかも成長株中心のAI関連という性格上、基準価額の上下は大きくなりやすいです。過去のトータルリターンは良好な期間もある一方で、金利上昇局面やハイテク調整局面には大きく下落した時期もあり、「上がるときも下がるときも振れ幅が大きい」タイプです。 - 為替リスクにも注意
実質的には米国株など外貨建て資産が多く、為替ヘッジなしのコースでは円高・円安の影響をそのまま受けます。為替ヘッジあり/なし、予想分配金提示型など、同じ名前でも設計が違うコースがあるため、購入前に「どのグローバルAIファンドか」を必ず確認する必要があります。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。



