世界各国(新興国を含む)の債券等(国債、政府機関債、社債、モーゲージ証券、資産担保証券、ハイ・イールド債券、企業向け貸付債権(バンクローン)等)および派生商品等を実質的な主要投資対象とする。運用にあたっては、「ピムコジャパンリミテッド」に、運用の指図に関する権限の一部を委託する。原則として対円での為替ヘッジを行わない。ファンドオブファンズ方式で運用。4、10月決算。
野村アセットマネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
さまざまな債券へ戦略的に投資する債券ファンド
世界各国の債券等(国債、政府機関債、社債、モーゲージ証券、資産担保証券、ハイ・イールド債券、企業向け貸付債権(バンクローン)等)および派生商品等を実質的な主要投資対象とするファンドです。
このファンドは、分配頻度、投資する外国投資信託において為替ヘッジの有無の異なる、6本のファンド(Aコース、Bコース、Cコース、Dコース、Eコース、Fコース)があります。
債券ファンドのため、米国資産が多いのが特徴であり、米国債券の運用に強いピムコ社が実質的な運用を行っています。
特徴としては、ただ単に債券を保有するだけでなく、金利上昇に強い「変動利付債」や「ショート(売り持ち)」を行うことであり、各国の金利状況に応じて組み入れ銘柄を機動的に切り替えることです。
ポートフォリオの内容としては、平均格付けがA、平均最終利回りが約8%、平均デュレーションが5.0年となっており、数値だけ見るとかなり良い債券ファンドと言えます。
資産のコアとして最適な債券ファンド
値動きの安定性がとても高く、米国金利上昇などの影響を少なく済んでいることがわかります。
さすがに株式インデックスと比べると騰落率自体は劣りますが、債券ファンドの特徴である低リスク運用ができており、時間が経つにつれて上昇しています。
中長期的な平均リターンは、年率約11%程度で安定しており、着実に資産を増やしています。
そして、債券ファンド最大の特徴であるその値動きは非常に安定しており、リスクは年率9%程度です。
これは為替変動も考慮したうえでの値動きなので、円建て債券などと比べると値動きは大きいものの、外国債券としてはかなり抑えられています。
運用の中身を見てみると、「攻めの資産」として、ハイイールド社債・新興国債券(社債含む)・米国非政府系住宅ローン担保証券・バンクローン・投資適格社債・証券化商品(除く住宅ローン担保証券)に投資を行い、「守りの資産」として、先進国債券・米国政府系住宅ローン担保証券・米国政府関連債に投資しています。
そして、それら資産を世界の金利情勢に応じて機動的に切り替えています。
日本の金利リスクを鑑み、日本債券はショート(売り持ち)としていたり、金利上昇に対する耐性を確保するために、変動利付債をポートフォリオに組み入れています。
このように、一見金利上昇に弱い債券資産を状況に応じて運用しているファンドです。
その効果もありパフォーマンスも安定しているのでしょう。
さらに、シャープレシオも1.3と高く、運用の効率性も良いです。
まさに時間を味方につける長期投資に向いており、特にリスクを取りたくないという投資家は、コアの資産として保有することができるファンドでしょう。
ファンドの殿堂による評価は【★★★】です。
ファンド概要
野村 PIMCO・世界インカム戦略ファンドは、世界中のさまざまな債券に分散投資し、「安定した利息収入(インカム)」を狙うアクティブ型の債券ファンドです。
株式ではなく債券を中心にしつつ、PIMCOの運用ノウハウで収益機会を広く取りに行く設計になっています。
運用手法
このファンドの肝は、PIMCOのアクティブ運用です。
- 資産配分の調整
- 市場環境に応じて、「国債多めで守りを重視」「社債やハイイールド債を増やして利回り重視」「MBS・ABSなど構造化債券でインカムを上乗せ」といった具合に配分を機動的に変えるスタイル。
- 金利・クレジット・為替など複数の収益源
- 金利低下による債券価格の上昇
- 社債スプレッド縮小による値上がり
- 新興国債などの高クーポン収入
- 必要に応じた通貨ポジションやデリバティブ活用
- リスク管理
- 債券の残存期間(デュレーション)をコントロールして金利変動リスクを抑えつつ、分散投資で個別発行体リスクを軽減する発想。
インデックスにそのまま連動させるのではなく、「どの債券をどれくらい持つか」をプロが積極的に入れ替えながら、利息収入と値上がり益の両方を狙う設計になっています。
コストとリスク
- 主なコスト
- 信託報酬:年率1.848%(税込・Aコースの例)と、インデックス型の債券ファンドと比べるとやや高め。
- 購入手数料:最大2.20%(販売会社により異なる。ネット証券ではノーロードの場合も)
- 主なリスク
- 金利変動リスク:金利が上がると債券価格は下がるため、基準価額が下落することがある。
- クレジットリスク:社債・ハイイールド債などで発行体の信用力悪化が起きると、価格下落やデフォルトリスクがある。
- 為替リスク:ヘッジなしコースでは、円高局面で円ベースの価値が下がる可能性。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


