ファンド概要
主として成長力と適正な投資価値を有するインド企業の株式または株式関連証券に投資し、中長期的な値上がり益の獲得を目指す。投資にあたってはTATAアセットマネジメントリミテッドおよびTATAアセットマネジメント(モーリシャス)プライベートリミテッドからの投資助言および情報提供を受ける。原則為替ヘッジなし。ファンドオブファンズ方式で運用。8月決算。
アセットマネジメントOne株式会社
内需の成長を狙うインド株ファンド
幅広くインド株に投資するアクティブファンドです。
中でも、高い市場シェアを有し、収益の拡大が見込まれる銀行や金融サービス、エネルギー、資本財セクターなどの銘柄を中心としたポートフォリオとなっています。
直近の動きとしては、メディア・エンターテインメント、金融サービス、ヘルスケア機器・サービス、医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンスなどの銘柄を買い増ししています。
銘柄数は約60銘柄ほどで、インド株に投資を行うアクティブファンドとしてはやや多く、銘柄分散が図られています。
そして、インドを代表するテクノロジー系企業はほとんど入っておらず、銀行がポートフォリオの24%と最も多くなっています。
特徴としては、銘柄分散を図りながらも、内需関連の業種に力を入れたファンドとなっています。
つまり、インドの個人消費拡大、インフラ整備、金融システム整備等の恩恵を受ける運用です。
ファンドの実績
パフォーマンスチャート
出所:Yahoo!ファイナンス
世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。
組み入れ銘柄上位リスト
順位 | 銘柄名 | 国 | 業種 | 組入比率 |
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1位 | HDFC BANK LTD. | インド | 銀行 | 9.70% |
2位 | RELIANCE INDUSTRIES LTD. | インド | エネルギー | 9.50% |
3位 | ICICI BANK LTD. | インド | 銀行 | 5.30% |
4位 | STATE BANK OF INDIA | インド | 銀行 | 4.30% |
5位 | PI Industries Ltd | インド | 素材 | 3.60% |
6位 | ITC LTD. | インド | 食品・飲料・タバコ | 3.50% |
7位 | BHARTI AIRTEL LTD, | インド | 電気通信サービス | 3.20% |
8位 | LARSEN & TOUBRO LTD. | インド | 資本財 | 3.10% |
9位 | IDFC LTD | インド | 金融サービス | 3.00% |
10位 | HINDUSTAN UNILEVER LTD. | インド | 家庭用品・パーソナル用品 | 2.10% |
パフォーマンスは市場平均並みも値動きは抑えられている
近年、インド株市場が大きく上昇していることもあり、このファンドも良好なパフォーマンスとなっています。
しかし、インド株の円ベースの市場平均と比較してみると、ほぼ指数並みかやや指数を下回る推移となっています。
これは、60近い銘柄へ分散投資していることと、ポートフォリオの大半は大型株となっているからです。
また、銀行などの内需関連株が好調である一方で、テクノロジー企業も好調です。
このファンドは内需関連に特化したポートフォリオのため、テクノロジー企業の値上がりは取れていません。
多くの銘柄に分散していること、業種にやや偏りがあることなどから、指数には大きく勝てていない結果となっています。
ただ、ファンドの値動きは市場平均よりもやや小さく抑えられており、直近のシャープレシオも約1.8と効率的な運用はできています。
今後、インド経済の成長、特に内需関連の株価上昇が続けば、長期的に優秀なパフォーマンスが挙げられる可能性の高いアクティブファンドと言えます。
買える金融機関一覧
36社 |
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