主要投資対象は、米国の金融商品取引所に上場(これに準ずるものを含む)されている製造業に関連した株式。S&P500(大型)、S&P400(中型)、S&P600(小型)指数採用銘柄等のうち、製造業セクターに該当する銘柄群を抽出し、最終的にファンダメンタルズが強固で、事業の伸びが期待できる銘柄を選定する。原則として、為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。5月決算。
BNYメロン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
ヘルスケア関連のメーカーも多い
このファンドは米国の製造業に関連した銘柄に投資を行うアクティブファンドです。
製造業とはいっても、内訳を見るとヘルスケア関連が約半分、続いて資本財サービス、情報技術と並んでいます。
現在業種別ではその3つに絞られており、銘柄数も35銘柄程度です。
経済が逆風の中でも成長できる企業に投資をしているとのことで、銘柄選定に力を入れていることがこれだけでもわかります。
そして、投資先の銘柄を機動的に入れ替えているというのも特徴です。
現在の上位を見ても、一般的なインデックスに組み入れられている銘柄とは大きく異なる銘柄が並びます。
パフォーマンスは好調
その銘柄選定の影響もあってか、パフォーマンスは好調です。
中長期的に安定したリターンがあがっており、平均年率20%を超えています。
そしてそのリターンはあまりブレがなく、継続的に推移しています。
リスクはというと、これも年率20%程度で、市場平均よりはやや大きめのリスクと言えます。
効率性を示すシャープレシオは「1」前後で推移しており、アクティブファンドの平均が常に1未満で推移していることを考えれば、なかなか効率の良い運用ができています。
もちろん相場全体の影響で下落する局面はあったものの、大胆な銘柄入れ替えの効果もあり、しっかりと結果を出し続けているアクティブファンドです。
しかし、「製造業に関連する銘柄」というある程度特化されたファンドのため、米国の製造業全体が落ち込むような局面ではなかなかパフォーマンスは発揮しづらいでしょう。
そういった局面でも大胆な銘柄選定を行うはずですが、全ての銘柄が下落するような不況や、製造業やヘルスケア関連の業種が低調な場面になれば、このファンドへの影響も避けきれません。
ファンドの殿堂による評価は【★★】です。
ファンド概要
米国製造業株式ファンド(愛称:USルネサンス)は、「アメリカの製造業関連企業の株」に絞って投資するアクティブ型の株式投信です。
運用手法と銘柄選定
- 運用スタイル
- ベンチマークに機械的に連動させるパッシブ運用ではなく、「積極的に銘柄を選ぶアクティブ運用」です。
- 米国製造業の復権・成長といった独自テーマを踏まえ、中長期目線でポートフォリオを組成します。
- 銘柄選びのポイント
- 企業の「収益成長の高さ」と、それがどの程度持続・安定しそうかを重視して銘柄を選定。
- 財務の健全性や競争力なども総合的に評価し、長く稼ぎ続けられる企業かどうかを見ます。
特徴・メリット
- 米国製造業に特化したテーマ性
- インフラ投資やリショアリング(国内回帰)など、米国の製造業強化の流れにまとまって乗れるのが特徴です。
- S&P500などよりも「製造業セクター」に絞りたい投資家にとって分かりやすいテーマ型商品です。
- 分散投資のしやすさ
- 大型・中型・小型の製造業関連株に幅広く投資することで、個別株1~2銘柄に集中するよりリスクを分散しやすくなっています。
- 個別に企業分析をする時間が取りにくい投資家でも、「製造業全体の成長」に乗りやすい点がメリットです。
注意点・リスク
- 株式+為替のダブルリスク
- 米国株の値動きに加えて、ドル円の為替変動がそのまま基準価額に影響するため、ボラティリティはそれなりに高くなります。
- 円高局面では、たとえ米国株が上がっていても円ベースでの基準価額が伸びにくい可能性があります。
- セクター偏りのリスク
- 製造業関連株に特化しているため、ITやヘルスケアなど他セクターに比べて景気の影響を受けやすい側面があります。
- 米国製造業が不振になると、ファンド全体も影響を受けやすく、広く分散された全世界株インデックスよりも振れ幅が大きくなる可能性があります。
- コストの重さ
- 信託報酬はインデックス型より高めなので、「アクティブ運用でコストを上回る成果が続くか」が重要なチェックポイントです。
- 長期保有前提で検討する場合、他の米国株型ファンドとコストや実績を比較する必要があります。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


