J-REIT・リサーチ・オープン 【ファンドの運用は悪いわけではなく、市場全体に影響されている】

J-REIT・リサーチ・オープン ファンド情報

ファンド概要

日本の取引所に上場している不動産投資信託証券(J-REIT)を主要投資対象とし、安定したインカムゲインの確保と投資信託財産の中長期的な成長を目指す。J-REITへの投資は、徹底した銘柄調査と市場分析に基づいて行う。不動産研究に特化した株式会社三井住友トラスト基礎研究所から投資助言を受ける。

三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社

J-REITに投資する代表的ファンド

日本のリート(J-REIT)に投資するファンドの中で最も歴史もあり純資産残高も多いのがこのファンドです。

日本のリートは、米国リートに比べ銘柄数や業種が少ないですが、利回りが高い特徴があります。

参考指標としても東証REIT指数をあげており、日本のリートに投資をするファンドといえばこのファンドがまず挙げられるでしょう。

東証REIT指数とは、東京証券取引所に上場しているREIT(不動産投資信託証券)全銘柄を対象とした時価総額加重型の指数です。

低金利下においても、配当利回りで約4%程度あり、このファンドはその収益をもとに分配金を出すコースが人気です。

ではパフォーマンスを見てみましょう。

ファンドの実績

パフォーマンスチャート

出所:Yahoo!ファイナンス

世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。

パフォーマンス表

トータルリターン
3年
トータルリターン
5年
シャープレシオ
3年
シャープレシオ
5年
コスト
(信託報酬等)
7.41%5.27%0.630.361.1%

トータルリターン、コストは年率

組み入れ銘柄上位リスト

銘柄業種組み入れ比率
積水ハウス・リート投資法人日本REIT5.62%
ヒューリックリート投資法人日本REIT5.52%
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人日本REIT5.39%
平和不動産リート投資法人日本REIT5.34%
日本プライムリアルティ投資法人日本REIT4.82%
NTT都市開発リート投資法人日本REIT4.02%
大和ハウスリート投資法人日本REIT3.99%
森ヒルズリート投資法人日本REIT3.81%
アクティビア・プロパティーズ投資法人日本REIT3.72%
ケネディクス・オフィス投資法人日本REIT3.53%

ファンドの運用の影響というよりJ-REIT市場がどうかというファンド

日本のリートは銘柄数も少なく、ファンドとして銘柄選定がどうかというほど市場は大きくありません。

リートの中でもオフィスや住宅、物流特化などの強みを持つ銘柄はあるものの、全体としては総合型リートがほぼ上位を占めており、このファンドのパフォーマンスもそういった日本全体の不動産市況に左右されます。

全体としては、ここ数年コロナの影響でオフィス需要の低下やインバウンド需要の減退などの影響を大きく受けておりました。

J-REITの業績を示す一つの指標である配当金は、大きく減少していたJ-REIT保有ホテル物件から得られる賃貸収益が回復してきていることや、J-REIT保有オフィスの埋め戻しも徐々に進んでいるとみられるほか、物件の譲渡や内部留保の還元も行われ概ね落ち着いた推移となっています。

今後についても、経済活動の正常化が進む中、訪日外客数の増加が期待され宿泊需要や店舗売上も回復基調にあることから、引き続きJ-REIT全体でみた場合の配当金は回復傾向が続くとみています。

さらに日銀による金融政策にも左右されることから、他の資産に比べあまりパフォーマンスはよくありません。

J-REITに投資をしたいという場合は投資対象としては最優先になるファンドですが、現状では他のファンドに投資をしたほうが良いかもしれません。

買える金融機関一覧

34社
東洋証券
楽天証券
auカブコム証券
FFG証券
PayPay銀行
SBI新生銀行
ほくほくTT証券
むさし証券
アイザワ証券
マネックス証券
十八親和銀行
十六TT証券
岩井コスモ証券
日産証券
東京スター銀行
松井証券
水戸証券
清水銀行
熊本銀行
福岡銀行
野村證券
SBI証券
あかつき証券
とちぎんTT証券
ワイエム証券
光証券
東海東京証券
池田泉州TT証券
浜銀TT証券
第四北越銀行
西日本シティTT証券
SMBC日興証券
三井住友信託銀行
フィデリティ証券
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