ファンド概要
主要投資対象は、インド株式。主にインド経済の発展に必要な設備やエネルギー供給体制等の構築、整備、運営事業および人口増加や所得水準の向上に伴う消費の拡大に関連すると判断される銘柄の中からボトムアップアプローチにより銘柄を選定。原則として、為替ヘッジは行わない。ファミリーファンド方式で運用。6、12月決算。
大和アセットマネジメント株式会社
インド株を機動的に売買するファンド
インド株のなかから、主に消費拡大による恩恵を受ける銘柄を選別して投資するアクティブファンドです。
なかでも、設備投資拡大の恩恵が見込まれる資本財・サービスセクターに加え、中間層の増加などを背景に需要の長期的な拡大が見込まれる自動車やホテル関連を中心に、一般消費財・サービスセクターに注目しており、内需関連株中心に投資を行っています。
銘柄数は30〜40と比較的集中しており、上位10銘柄でポートフォリオの半数を占めます。
上位の銘柄は、金融やサービス業が多くなっており、インドを代表するIT企業はほとんど組み入れていません。
インドは、高い経済成長などを背景に年率2桁の利益成長が継続すると予想されています。
しかし、業種や個別企業ごとに業績の方向感に違いが出てきており、銘柄選定がより重要な局面になっています。
ファンドの実績
パフォーマンスチャート
出所:Yahoo!ファイナンス
世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。分配金込基準価額。
組み入れ銘柄上位リスト
順位 | 銘柄名 | 国 | 業種 | 組入比率 |
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1位 | RELIANCE INDS-SPONS GDR 144A | インド | エネルギー | 8.60% |
2位 | ICIC BANK LTD-SPON ADR | インド | 金融 | 7.80% |
3位 | AXIS BANK LTD | インド | 金融 | 6.90% |
4位 | HDFC BANK LIMITED | インド | 金融 | 6.50% |
5位 | LARSEN & TOUBRO LTD | インド | 資本財・サービス | 5.50% |
6位 | ABB INDIA LTD | インド | 資本財・サービス | 4.80% |
7位 | CUMMINS INDIA LTD | インド | 資本財・サービス | 4.20% |
8位 | MAHINDRA & MAHINDRA LTD | インド | 一般消費財・サービス | 3.30% |
9位 | MARUTI SUZUKI INDIA LTD | インド | 一般消費財・サービス | 3.30% |
10位 | ULTRATECH CEMENT LTD | インド | 素材 | 3.30% |
ややブレが大きいものの、インデックスに追随
パフォーマンスは、インド株式全体が大きく上昇していることもあり、かなり好調です。
リターンは世界各国の主要株のなかでもインドが最も高いこともあり、ファンドのリターンもかなり良い数字となっています。
しかし、インド株のインデックスと比較すると、インデックスよりも良い年もあれば悪い年もあり、バラつきが目立ちます。
そのため、ファンドの効率性を示すシャープレシオは他のインド株ファンドよりもやや低く、中長期的に安定しているファンドとは言えません。
これは、このファンドの運用方針にもある通り、銘柄はある程度集中しており、かつインド株を機動的に入れ替えつつも、大きなリターンを狙っていることにあります。
売買頻度を示す売買回転率は、新興国ファンドの中でも比較的高く、頻繁に売買が行われていることがわかります。
つまり、運用が良い局面はインド株全体よりも良いものの、良くないときには負けているパフォーマンス推移です。
インド株自体は好調なものの、インド市場全体の影響を受けることもあり、仮に大幅な下落局面になれば、その影響が大きくなってしまうリスク大きめのファンドだと言えます。
買える金融機関一覧
15社 |
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