主要投資対象は、わが国の金融商品取引所上場株式。日経500種平均株価採用銘柄を予想配当利回りの高い順にランキングした上位70銘柄程度に投資。各銘柄への資産配分が、概ね等金額投資となることを目標に運用。原則として1ヵ月毎に組入銘柄の見直しと各銘柄の組入比率の調整を行う。1、4、7、10月決算。
SBI岡三アセットマネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
高配当銘柄70社へ均等投資
運用手法はとてもわかりやすく、かつなるべく人の判断を排除した、ある意味機械的な投資方針です。
それは、日本の主要銘柄の中から、配当利回りの高い順に70銘柄ほど投資をするというものです。
具体的には、「日経500種平均株価」という500銘柄ほどの指数の配当利回りが高い銘柄へ投資します。
特徴的なのは、銘柄ごとの組入比率が均等になるようにしていることと、それを毎月リバランスすることです。
一般的なアクティブファンドであれば、銘柄ごとに比率に差を出し、パフォーマンスを狙っていることが主流です。
かつ、比率調整であるリバランスは多くとも3ヶ月ごろか半年ごとが多いです。
このファンドは、高配当上位70銘柄を組み入れること、それらを均等に投資をすること、毎月比率を見直すこと、この3点を徹底した運用を行っているのです。
しかしただ機械的に選定するのではなく、配当利回りの高い順にピックアップし、その中からファンドマネージャーの人の目によって財務状況や流動性などを勘案して一部銘柄を除外する、ということも行っています。
かなりのパフォーマンス、シャープレシオ2超え
ファンドのパフォーマンスは特筆すべきものです。
2005年に設定されて以降、ずっと同じ投資方針を続けていますが、2021年ころまでは目立ったパフォーマンスは出せていませんでした。
しかし、その後は大きく市場平均を上回るパフォーマンスをあげています。
2021年から見ると、日経平均に比べて50%ほど勝っており、同期間の世界株平均に比べても10%以上上回っています。
リターンがとても高い上にリスク(値動き)は市場平均よりも低く、運用の効率性を示すシャープレシオは驚異の2超えとなっています。
上昇の要因としては日本の高配当銘柄が大きく買われたということと、なるべく人の感情を排除した投資方針が功を奏したと言えます。
その投資方針はわかりやすいこともあって資金流入も非常に多く、受付を一時停止するというほど人気になっています。
しかし、そのパフォーマンスが今後もずっと続くというわけではありません。
高配当株の値動きの特徴として、減配が予想される場合や相場全体が不安定な状況になれば、株価の下落が他に比べて大きくなるリスクがあります。
日本株市場全体が好調であり、特に高配当株に資金が流れている限りは好調なパフォーマンスが続くと予想されますが、市場全体が低調になったり経済状況が不安定になれば逆の動きをする可能性も十分あるため、そのリスクを認識した上で投資することをおすすめします。
ファンドの殿堂による評価は【★★★】です。
ファンド概要
日本好配当リバランスオープンは、「日経500採用銘柄の中から高配当株を機械的に選び、約70銘柄に分散投資しながら毎月リバランスする日本株ファンド」です。
運用手法
① 銘柄の選び方:予想配当利回りランキング
母集団は日経500種平均株価の採用銘柄(財務が比較的良好で流動性も高い企業群)。
- これらを「予想配当利回りが高い順」にランキングし、上位約70銘柄を投資対象とするルール。
- ただし、財務内容や流動性に問題があると判断した銘柄は、たとえ利回りが高くても除外するフィルター付き。
→ 要するに、「日経500の中から“利回りが高くて、かつ極端に危ない会社ははねる”」というシンプルなスクリーニングをしているイメージです。
② 組入比率:等金額投資
- 選ばれた上位70銘柄程度には、基本的に等金額で投資します。
- 特定の銘柄に大きく偏らないようにすることで、「高配当株への分散投資」を徹底する設計。
→ インデックスのように時価総額の大きな銘柄が重くなるのではなく、「銘柄数ベースで広く持つ」イメージです。
③ 毎月のリバランス(見直し)
- 原則として毎月1回、
- 予想配当利回りのランキングを更新し、組入銘柄を見直し。
- 各銘柄の組入比率が概ね等金額になるようにリバランス(売り買い)を実行。
- 日経500から除外が決まっている銘柄があれば、リバランスのタイミングで組入対象から外すなどの対応も行います。
→ 「配当利回り」と「等金額」の2つを軸に、毎月“機械的にリセットし続ける”のが最大の特徴です。
強み・魅力
- 高配当株への自動分散投資
- 日経500という比較的質の高い銘柄群から高配当株を選び、70銘柄程度に分散することで、個別株よりリスクを抑えながら配当収益を狙える設計。
- ルールベース運用でブレが少ない
- シンプルなルール(利回りランキング+等金額+月次リバランス)に基づくため、担当者の「裁量」に左右されにくいのが特徴。
- 長期実績
- 設定から約20年の運用実績があり、この間の金融危機やコロナショックを乗り越え、配当込みトータルリターンでTOPIXなどのインデックスを上回ってきた期間もあると紹介されています。
注意点・リスク
- 日本株・高配当株に集中
- 投資対象は日本株に限定され、しかも高配当株に偏るため、世界分散インデックスに比べるとセクターやスタイルの偏りが大きくなります。
- 株価変動リスクはそれなりに大きい
- 「高配当=安全」というわけではなく、景気悪化局面では高配当株もまとめて下落することがあるため、基準価額の上下はそれなりに大きいファンドです。
- 売買回転とコスト
- 毎月リバランスを行うため売買回数は多くなり、信託報酬もインデックスファンドより高めです(詳細料率は各社資料・目論見書で要確認)。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


