ファンド概要
主として東京証券取引所上場銘柄の中から、予想配当利回りが市場平均(加重平均、今期予想ベース)と比較して高いと判断される銘柄を中心に投資することで、安定的な配当収益の確保と投資信託財産の中長期的な成長をめざす。銘柄選定にあたっては、財務内容の健全性、業績動向、配当方針等を考慮して行う。ファミリーファンド方式で運用。1、7月決算。
三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
高配当株アクティブファンド
配当利回りが市場平均と比べて高い銘柄の中から、優良な銘柄を選定する日本株ファンドです。
特徴としては、単に配当利回りが高い銘柄だけでなく、増配や自社株買いなどが期待される銘柄も組み入れることにより、それによる値上がりも狙っていくという方針です。
ポートフォリオの配当利回りは市場平均よりも若干高い程度であり、必ずしも高配当銘柄だけに投資しているものとはなっておりません。
個別銘柄の上位では、時価総額の大きい銘柄や配当利回りの高いメガバンクなどが並んでおり、全体的に大型株中心のポートフォリオとなっています。
業種では、市場平均よりも建設業や保険業の比率が高く、電気機器や輸送用機器などの比率が少なくなっています。
そして、売買回転率は年間1倍程度と、そこまで頻繁な銘柄入れ替えは行われていません。
高配当株を中心としていることから、配当収入メインの中長期保有が前提のポートフォリオとなっています。
ファンドの実績
パフォーマンスチャート
出所:Yahoo!ファイナンス
世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。
組み入れ銘柄上位リスト
順位 | 銘柄 | 国 | 業種 | 組み入れ比率 |
---|---|---|---|---|
1位 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 日本 | 銀行 | 4.32% |
2位 | トヨタ自動車 | 日本 | 輸送用機器 | 3.57% |
3位 | 三井住友フィナンシャルグループ | 日本 | 銀行 | 3.45% |
4位 | 日本電信電話 | 日本 | 情報・通信 | 3.32% |
5位 | ソフトバンク | 日本 | 情報・通信 | 3.08% |
6位 | 東京海上ホールディングス | 日本 | 保険 | 2.99% |
7位 | 日立製作所 | 日本 | 電気機器 | 2.98% |
8位 | 三菱商事 | 日本 | 卸売 | 2.80% |
9位 | 東京エレクトロン | 日本 | 電気機器 | 2.75% |
10位 | 三井物産 | 日本 | 卸売 | 2.49% |
高リターン低リスク
そして、ファンドのパフォーマンスはとても優秀です。
まず、リターンが高く、しかもそれが安定していることが挙げられます。
中長期的にTOPIXを大きく上回るリターンが上がっており、過去5年、過去3年といったスパンで見れば世界株平均をも上回る勢いとなっています。
単に高配当株に投資しているだけでなく、増配や自社株買いなどを予想した銘柄選定がうまく効いていることがわかります。
さらに、このファンドの最も大きな特徴として、リスクが低いということです。
値動きの大きさを示すリスク値は年率11〜12%で推移しており、これは市場平均や他の日本株ファンドと比べてもかなり小さい数字です。
そして、シャープレシオも2に近いものとなっています。
つまり、リスクを抑えつつもリターンが最大化できており、運用の効率性も継続的にかなり良好と言えます。
日本株市場全体の動きの影響は当然受けてしまうものの、高配当銘柄のリターンの積み上げと、組み入れ銘柄の値上がり益を上手にコントロールできている、かなり優秀なアクティブファンドの一つだと言えます。
買える金融機関一覧
8社 |
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SBI証券 |
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auカブコム証券 |
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