ファンド概要
主要投資対象は、米国の金融商品取引所に上場している企業の株式。グローバルなブランド力、販売体制、資本調達力、経営力、財務の健全性とキャッシュフロー創出力等の要素を考慮し、グローバルで高い成長力・競争力を有する企業に着目し、投資を行う。原則、対円で為替ヘッジを行わないため、米ドルの対円での為替変動の影響を受ける。ファンドオブファンズ方式で運用。2、8月決算。
野村アセットマネジメント株式会社
グローバルに競争力のある成長株に特化した運用
このファンドは、米国株のうち、グローバルなブランド力、販売体制、資本調達力、経営力、財務の健全性とキャッシュフロー創出力等の要素を考慮し、グローバルで高い成長力と競争力を有する企業に着目し、投資を行うアクティブファンドです。
わかりやすく言うと、米国株の中でグローバルに競争力のある成長株に特化した運用を行っているファンドです。
為替ヘッジを行わないこちらの米ドルコースの他に、円ヘッジや新興国などの通貨ヘッジを行うコースもあります。
ポートフォリオは、成長株中心に構成されており、組み入れ銘柄数は約60銘柄ほどです。
業種別では、情報技術が約40%と最も多く、コミュニケーション・サービス 、一般消費財・サービス、ヘルスケアと続きます。
組み入れ上位にはアップルやエヌビディア、アルファベット、マイクロソフト、アマゾンといった米国だけでなく世界を代表するような超大型株かつ成長株が並んでいます。
徹底した個別銘柄の分析によるボトムアップアプローチが行われ、投資方針としては中長期保有が前提です。
そのため、比率調整のリバランスは行われているものの、大胆な銘柄入れ替えや短期的な売買などは行われていません。
ポートフォリオの構成銘柄を見る限り、直近の相場全体を中長期的に押し上げている銘柄かつ、時価総額ベースでも世界上位の銘柄が多いことから、まさに競争力の高い銘柄に特化していると言えます。
ファンドの実績
パフォーマンスチャート
出所:Yahoo!ファイナンス
世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。
組み入れ銘柄上位リスト
銘柄 | 国 | 業種 | 組み入れ比率 |
---|---|---|---|
APPLE INC | 米国 | 情報技術 | 9.00% |
ALPHABET INC A | 米国 | コミュニケーション・サービス | 9.00% |
NVIDIA CORP | 米国 | 情報技術 | 8.90% |
MICROSOFT CORP | 米国 | 情報技術 | 8.20% |
AMAZON.COM INC | 米国 | 一般消費財・サービス | 7.20% |
META PLATFORMS-A | 米国 | コミュニケーション・サービス | 4.20% |
MASTERCARD INC CLASS A | 米国 | 金融 | 3.90% |
APPLIED MATERIALS INC | 米国 | 情報技術 | 3.10% |
TESLA INC | 米国 | 一般消費財・サービス | 2.90% |
ELI LILLY & CO | 米国 | ヘルスケア | 2.70% |
リスク大きく、成長株次第
パフォーマンスは、成長株が市場を引っ張っている局面では特に良好です。
例えば、2020年〜2021年にかけては、S&P500を30〜40%ほど上回る場面も見られました。
ただ、その分成長株の下落時の影響が大きく、2022年などの下落率はS&P500を大きく上回ります。
ポートフォリオやチャートを見てわかる通り、値動きが大きく、リスクが大きいファンドと言えます。
リスク値は年率20%を超えており、リターンも相場環境に応じて変動が大きくなっています。
そのため、シャープレシオも上下が大きく、過去5年では1.1を超えているものの過去3年では0.6程度です。
つまり、米国の成長株やテクノロジー株が大きく上昇すればファンドもかなり好調であるものの、その代わりにブレが大きくリスクが大きいため、ファンドの運用の効率性はそこまで高くないアクティブファンドです。
買える金融機関一覧
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