ドナルド・スミス 米国ディープバリュー株式【魅力的だが放置されている株を選別】★★★

ファンド情報

主として米国の取引所に上場している株式のうち、企業の本源的価値に比べて極めて割安で投資魅力度が高いと判断される企業の株式に投資を行う。実質組入外貨建資産については、原則として対円での為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。9月決算。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
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ファンドの評価とパフォーマンス

中小型株+超割安株+集中投資

このファンドは、米国株のなかから「超割安株」を発掘し投資するアクティブファンドです。

「超割安株」とはその名の通り、かなり割安のまま放置されている銘柄であり、そのなかから値上がりが期待できる銘柄を探すというものです。

ポートフォリオのほとんどは中小型株となっており、比率では9割を占めます。

大型株は1割程度の組み入れであり、言うなれば「米国中小型超割安株ファンド」と言えます。

割安性を示す指標で見ると、PBRでは市場平均5.5倍に対してファンド平均0.9倍、PERでは市場平均25.5倍に対して8.2倍です。

この数字が示すように、明らかに割安です。

そこまで乖離している割安銘柄にはそれなりの理由があるためと思われますが、ファンドマネージャーによりそれらをしっかりと選別して投資判断を行っており、個人投資家には難しい銘柄選別だと思われます。

業種別では素材や金融、サービス業が多く、銘柄数は30銘柄と集中投資されています。

設定来は市場平均より好調

2023年に設定されておりそこまで運用実績はありませんが、パフォーマンスを見ると、これまでのところはしっかりとしたパフォーマンスがあがっています。

リターンは年率で30%を超え、リスクは20%程度です。

ややハイリスクなファンドでありながらも、リターンも出していることから、シャープレシオは1.6と効率性も高いです。

このファンドが投資している中小型株と割安株、それぞれの市場全体の動きの影響は受けるものの、銘柄数を絞っていることから市場全体よりは個別銘柄要因によるものが大きいです。

それは今後も変わらないと見られ、ファンドの運用実績が積み上げられれば、さらにインデックスとは異なるパフォーマンスになることが想定されます。

米国の中小型株かつ超割安株の動向は指数を見ているだけではわかりません。

さらに、投資家にとって資産分散のためには効果的な資産であることも言えます。

つまり、このファンドは資産分散にとても有効であり、個人投資家では難しい米国中小型株の銘柄選定を行ってくれるアクティブファンドです。

ただ、そのような銘柄は流動性がなく、値動きも大きくなりがちなため、注意が必要です。

ファンドの殿堂による評価は【★★★】です。

ファンド概要

ドナルド・スミス 米国ディープバリュー株式ファンドは、米国株の中でも「とことん割安」な銘柄だけを集中的に買う、かなり“濃い”バリュー株ファンドです。

運用はディープバリューで有名な米国の運用会社ドナルド・スミス&カンパニーが担当し、長期での資産成長を狙うアクティブファンドです。

運用会社と投資哲学

  • 運用会社
    • 米国の独立系運用会社「ドナルド・スミス・アンド・カンパニー」が実質運用を担当。
    • 創業以来40年以上、同じディープバリュー・アプローチを一貫して継続していると紹介されている。
  • 投資哲学の核
    • 株価が「有形純資産」に対して極端に安い銘柄に絞って投資するディープバリュー戦略。
    • 短期の人気やテーマではなく、企業の資産価値や将来の回復可能性に着目する長期志向。

運用手法(ディープバリューの中身)

  • 銘柄選択のポイント
    • 株価有形純資産倍率(P/TBV:株価÷有形純資産)に着目し、市場全体の中で「最も割安な下位10%」の銘柄群から投資候補を選ぶのが特徴。
    • 一般的なバリュー運用よりも、さらに一段階「安さ」を求めたアプローチとされる。
  • リサーチと運用スタイル
    • 個別企業の分析を重視する「ボトムアップ手法」で銘柄選定。
    • 経営の質や事業の持続性なども確認しつつ、「50セントで1ドルの価値を買う」ような感覚の投資を志向していると説明されることが多い。
  • 投資期間・売買スタンス
    • 市場の人気が向かず、株価が長く低迷する時期もじっと保有する、かなり忍耐強い長期運用。
    • 割安度が薄れたり、企業価値に問題が出たと判断した場合には入れ替えを行う。

ファンドの特徴(メリットとリスク)

  • このファンドならではの強み
    • 一般の投資家が手を出しにくい「不人気で安すぎる」銘柄を専門家が選別してくれる点が強み。
    • ディープバリュー銘柄群は、長期で見ると市場平均を上回ってきたという研究・実績があると紹介されている。​
  • 注意したいリスク・クセ
    • 成長株ブームのように「グロース相場」の期間は、バリュー株が置き去りにされ、成績が見劣りしやすい。
    • 極端に割安な銘柄に集中するため、一般的なインデックスや普通のバリューファンドに比べて値動きが大きくなりやすい。
    • Bコース(為替ヘッジなし)は、ドル円の変動がリターンにプラスにもマイナスにも効く。

ファンドの詳細データ

最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。

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