スパークス・新・国際優良日本株ファンド『厳選投資』【少数精鋭ファンド】★★

ファンド情報

主要投資対象は、国内の株式。高い技術力やブランド力があり、今後グローバルでの活躍が期待出来る日本企業に投資する。ベンチマークは設けず、20銘柄程度に厳選投資を行い、投資信託財産の中長期的な成長を目標に積極的な運用を行う。原則として短期的な売買は行わず、長期保有することを基本とする。3月決算。

スパークス・アセット・マネジメント株式会社
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ファンドの評価とパフォーマンス

20銘柄程度に集中投資

このファンドは日本大型株の中から、約20銘柄程度を厳選して投資するファンドです。

一般的なファンドに比べると非常に銘柄数が絞られており、徹底した銘柄選定が行われています。

また、原則として組⼊銘柄の短期的な売買は⾏わず、⻑期保有することを基本としています。

企業の本源的価値に対して株価が割安と確信が持てれば投資を⾏い、その後順調に株価が上昇して割安⽔準が訂正されたあとも、当該企業の⻑期成⻑性が平均を上回ると判断される限りは保有継続する傾向が多いです。

銘柄入れ替えを行う場合は、既存保有銘柄が実態価値を大幅に上回って値上がりした場合、既存保有銘柄のビジネスが構造的な価値毀損に見舞われた場合、もしくは当ファンドが当初見積もった企業の実態価値の評価が誤っていると判断された場合、リスク・リターンの観点からより魅力的な新規銘柄を発掘した場合、といった理由であり、基本的にはバイ・アンド・ホールドです。

実際に売買回転率も0.5程度で推移しており、頻繁な売買は行われていないことがわかります。

値動きやや大きめ

過去3年のパフォーマンスを見ると、リターンは年率22%、リスクは13%とかなり良いパフォーマンスがあがっています。

運用の効率性を示すシャープレシオは1.7とかなり高い数字です。

ただ、値動きがやや大きくなっており、日経平均を10%以上上回る場面もあれば逆のケースもありました。

これは、集中投資している分ある程度しかたがないことです。

値動きの大きさ、つまりリスクは銘柄集中していればその分大きくなります。

しかし、中長期的に安定して市場平均よりも大きなリターンを得る可能性がありますが、現状ではそこまで差異は出せていないというのが現状です。

組み入れ銘柄を見ると、日立製作所やセブン&アイ、ソニーグループなど、日本を代表する銘柄が並んでいます。

そのため、新規買付や売却する銘柄のタイミングが重要であるとも言えます。

過去の投資行動や現状のポートフォリオを見ても、十分魅力的となっており今後のパフォーマンスにも期待できるファンドの1つです。

ただ、もう少し中長期的なリターンで市場平均よりも大きなリターンを出してほしいところです。

ファンドの殿堂による評価は【★★】です。

ファンド概要

スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)は、「世界で戦える日本企業」を少数厳選し、長期保有で中長期の値上がり益を狙うアクティブ型の日本株ファンドです。

インデックスではなく、運用会社が“本気で良いと思う20銘柄前後”に集中投資する、かなり個性の強い日本株ファンドと説明できます。

投資対象のイメージ

運用側が「新・国際優良企業」と呼んでいるのは、次のような会社です。

  • 日本国内で圧倒的なシェアや強いポジションを持っている
  • 海外売上比率が高い、もしくは海外展開で成長余地が大きい
  • 高い技術力・品質・ブランド力を背景に、グローバル市場で競争力がある

つまり、人口減少で縮む日本市場だけに依存せず、「世界の需要を取りにいける日本企業」を狙っているのがポイントです。

銘柄選定のプロセス

  • 経営者・ビジネスの質を徹底的に調査
    • 経営者の資本配分能力、長期戦略への一貫性など「経営者の質」を重視。
    • 企業収益の質(持続性のある収益かどうか)、市場の成長性も着眼点。
  • 実態価値と株価のギャップ(バリューギャップ)を測る
    • ファンダメンタルズ分析で企業の「本来の価値(実態価値)」を算出し、株価が割安なときに投資。
  • 集中投資・長期保有
    • 確信度の高い銘柄だけに絞り込み、20銘柄前後の厳選ポートフォリオを構築。
    • 一時的に株価が下がっても、ビジネスの価値が変わらない限りは忍耐強く長期保有するスタイル。

ファンドの主な特徴

特徴① 新・国際優良企業への集中投資

  • 高い技術・ブランド・競争優位性を持つ日本企業にフォーカスし、「世界で稼げる日本株」だけを選ぶ方針。
  • 実際の組入上位には、セブン&アイ、オリックス、ソニーグループなど、国内外でビジネスを展開する企業が多く並ぶ時期がある。​

日本の内需だけでなく、グローバル展開・海外売上を成長ドライバーにしている企業を狙うため、長期的には「日本株だけど海外の成長も取りにいく」イメージに近いファンドです。

特徴② ベンチマークなしの“攻めのアクティブ”

  • TOPIXなどの指数をあえて追いかけず、「指数に勝つ」ことを意識したアクティブ運用。
  • リーマンショックやコロナショックなどの大きな下落局面も経験しつつ、長期ではTOPIX(配当込み)を大きく上回るトラックレコードを持つ(例えば、設定来で基準価額が約7.8倍、TOPIXの約2.4倍を大きくアウトパフォームした期間がある)。

その分、短期的な値動きは指数より大きくなりやすく、「上がるときも大きく、下がるときもそれなりに動く」タイプと理解しておく必要があります。

特徴③ 長期投資前提の運用哲学

  • 「魅力的なビジネスと卓越した経営陣を併せ持つ企業を安く買う」というシンプルな投資原則に沿って運用。
  • 短期の株価ノイズではなく、5~10年スパンで企業価値が成長していくかどうかを重視するスタンス。
  • 株価が下がった局面でむしろ買い増しすることもあり、長期目線を前提にした投資家との「時間軸の共有」が重要とされている。

メリット(魅力)

  • 日本の中でも“世界で戦える優良企業”に特化して投資できる
    • 個人では調査が大変な銘柄を、プロのリサーチと会社訪問を通じて厳選してくれる。
  • 少数集中+長期投資で、うまくハマれば指数以上のリターンが狙える
    • 実際に長期トラックレコードでTOPIXを大きく上回った期間があり、「日本株アクティブの代表格」として紹介されることも多い。
  • NISA・iDeCoなどでも取り扱いがあり、長期積立で使いやすい(販売会社による)。

注意点・リスク

  • 集中投資ゆえに値動きが大きくなりやすい
    • 一般的な分散型日本株ファンドよりボラティリティが高く、短期での含み損・含み益の振れ幅は大きくなりやすい。
  • コストはインデックスファンドより高い
    • 信託報酬は年1.8%前後と、TOPIX連動インデックスなどの“激安ファンド”と比べると明確に高コストで、「その分の上乗せリターンを取れるか」がポイント。
  • 日本株100%なので、国・通貨を分散したい人には偏りが出る
    • すでに全世界株や先進国株インデックスを持っている人が、「日本株アクティブ枠」として足すイメージが現実的。

ファンドの詳細データ

最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。

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