主として日本を含む世界の株式を主要投資対象とする投資信託証券に投資する。国際社会の変容に関連する主要なテーマから恩恵を受けると考えられる先進国を中心とした企業の株式に投資する。外貨建資産については、原則として対円での為替ヘッジは行わない。ファンドオブファンズ方式で運用。3、9月決算。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
経済安全保障関連ポートフォリオ
世界中の株式のなかから、成長性もあり経済安全保障関連の企業に重点を置いた投資を行うアクティブファンドです。
具体的には、テーマとして「サプライチェーンの再構築」、「資源の安定確保」、「国家セキュリティの強化」と分けており、それぞれ対応した銘柄に投資しています。
国別では米国が8割で残りは欧州、日本、台湾などとなっています。
銘柄数は60銘柄ほどで、一定の分散投資が意識されています。
ただ、組入上位銘柄を見ると、時価総額の大きいエヌビディアや台湾セミコンダクターなどが並んでいます。
つまり、ポートフォリオの国別構成や個別銘柄において、市場平均と比べそこまで大胆な組み入れにはなっていません。
リスクに応じたリターン得られず
2023年のファンド設定以降、米国株中心に株価上昇しているおかげもあり、このファンドも値上がりしています。
年率換算すると、リターンは16%ほどとなっており、値上がりはしているものの市場平均よりは上昇率が鈍くなっています。
リスクは、年率18%程度と市場平均並となっています。
つまりリスクに応じたリターンは得られていないため、シャープレシオも1未満です。
運用実績が短いことから現時点でこの数字を持って判断することは難しいものの、ポートフォリオを見る限りもう少し良いパフォーマンスがあげられていてもおかしくないという印象です。
今後の銘柄入れ替えや投資内容により変わる可能性は大きくあるものの、現時点では投資対象とすべきアクティブファンドとは言い難いです。
ファンドの殿堂による評価は【★】です。
ファンド概要
GS ワールド・シフト株式ファンド(愛称:shiftWIN)は、「国際社会の変化で生まれるビジネスチャンス」をテーマに、日本を含む先進国の株式へ投資するテーマ型グローバル株式ファンドです。
長期的な資産成長を目指しつつ、資源確保やサプライチェーン再構築など“経済安全保障”関連の企業に重点的に投資する点が大きな特徴です。
投資テーマとコンセプト
このファンドは「国際社会の変容」と、それに伴う経済安全保障の重要性に着目しています。 具体的には、次のようなテーマに関連する企業を中心に投資します。
- 資源の安定確保(エネルギー、資源開発、資源関連インフラなど)。
- サプライチェーンの再構築(製造拠点分散、物流・インフラ、産業機械等)。
- 国家セキュリティの強化(防衛関連、サイバーセキュリティ、情報通信インフラなど)。
運用手法
運用プロセスのイメージは次の通りです。
- グローバルなリサーチ体制:
- 世界各拠点のアナリストと連携し、投資候補銘柄を抽出。
- ボトムアップ分析:
- 財務諸表や経営実績を精査し、ビジネスの質(収益性や競争力)を評価。
- 銘柄ごとに適切なバリュエーション手法で企業価値を算出し、割安・割高を判断。
- テーマ適合性の確認:
- 上記の「資源確保」「サプライチェーン再構築」「国家セキュリティ強化」など、国際社会の変容に関連するテーマとどの程度結びついているかを重視。
- 集中投資:
- 資本財・サービス、情報技術、エネルギー、素材、公益、ヘルスケアなど、関連性が高い業種の銘柄に比較的集中して投資するスタイル。
このように、指数丸ごとではなく個別企業を選び抜いて投資する「アクティブ運用」で、テーマと企業の質の両方を見てポートフォリオを構築します。
特徴・メリット
- グローバル分散とテーマ投資の両立
日本を含む先進国市場に広く投資しつつ、国際社会の変容という一貫したテーマに沿って銘柄を絞り込んでいるため、「世界分散」と「ストーリー性のある投資」を同時に狙える構造です。 - 経済安全保障という長期トレンドへの参加
資源やサプライチェーン、国家安全などは、短期的な流行ではなく、構造的なテーマと位置づけられており、中長期での成長機会を捉える狙いがあります。 - プロ運用への一括アクセス
個人が世界中の安全保障関連企業を調べて銘柄を選ぶのは難しいですが、このファンドを通じて、ゴールドマン・サックスのリサーチ力・運用ノウハウをまとめて利用できます。
注意点・デメリット(リスク)
- テーマに「集中」するがゆえの値動きの大きさ
特定テーマ・業種に偏りやすいため、より広く分散されたインデックスファンドと比べると、価格の上下が大きくなる可能性があります。] - 為替リスク(特にBコース)
Bコース(為替ヘッジなし)は、円安・円高の影響をそのまま受けます。円安が進めば円ベースの評価額は押し上げられますが、円高になると逆にリターンが押し下げられる点に注意が必要です。 - コスト水準
アクティブ型かつファンド・オブ・ファンズであることから、インデックス型の低コストファンドと比べると信託報酬などの費用は高めになりやすい設計です。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。

