主要投資対象は、日本の取引所に上場(これに準ずるものを含む)されている株式。個別企業分析により、市場平均等に比較し成長力があり、その持続が長期的に可能と判断される企業を選定し、利益成長性等と比較して妥当と思われる株価水準で投資。ベンチマークは、TOPIX(配当込)。ファミリーファンド方式で運用。11月決算。
フィデリティ投信株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
日本の成長企業をプロが選んでくれる老舗日本株ファンド
このファンドは、1998年設定の大型ファンドです。
投資対象は日本株で、100以上の金融機関が取り扱うなど、かなり有名です。
投資対象は成長株(グロース株)で、銘柄選定に力を入れており、徹底的な銘柄調査を行うと謳っています。
その銘柄の財務や成長力だけでなく、その取引先も含めて詳しく調査しているとのことで、アクティブファンドが求められている銘柄選定が出来ているとのことです。
日本株ファンドのアクティブファンドは、日経平均やTOPIXなど市場平均に勝ち続けているファンドは非常に少ないですが、このファンドはどうなんでしょう。
パフォーマンスは市場平均並みかそれ以下
過去のパフォーマンスを見ると、日経平均やTOPIXとたいして違いはありません。
設定来(1998年来)では市場平均に若干勝っている程度で、過去10年、5年、3年はほぼ同じか負け続けています。
組み入れ銘柄数も約190銘柄と、結構多めであり、これだとインデックスファンドに投資をしていたほうが良いのではないかと思ってしまいます。
日経平均(約225銘柄)よりかは銘柄数は絞っており、組み入れ銘柄も異なる銘柄があるというものの、運用の効率性を表すシャープレシオも高くなく、わざわざこのファンドを買う理由が見当たりません。
また、他の日本株アクティブファンドと比較すると、平均的な数値よりもこのファンドのリターンは低く、リスクは平均並みというところです。
つまり、アクティブファンドとして最も重要な要素であるパフォーマンスが良くないため、あまりファンドとしての魅力は感じられません。
ファンドの殿堂による評価は【★】です。
ファンド概要
フィデリティ・日本成長株・ファンドは、日本株の中から「長く成長していける企業」を厳選して投資し、TOPIXを上回るリターンを狙うアクティブ型の日本株ファンドです。
インデックスではなく銘柄選びの腕にコストを払うタイプなので、「日本の成長株でしっかりリターンを取りに行きたい」初心者~中級者向けの商品と言えます。
運用手法
- 個別企業のボトムアップ分析
- アナリストが一社ずつ業績、ビジネスモデル、競争力などを調べ、「市場平均より高い成長が見込めて、それが長く続きそうな企業」を選定します。
- 株価水準とのバランスを重視
- 成長性だけでなく、「その成長に対して今の株価が割高すぎないか」をチェックし、利益成長性と比べて妥当と判断できる水準で投資します。
- ファミリーファンド方式
- このファンドが、実際に株式を保有している「フィデリティ・日本成長株・マザーファンド」にまとめて投資する仕組みで、運用を効率化しています。
- 運用スタイルのイメージ
- 典型的な「成長株+適正バリュエーション」志向のアクティブ運用で、単純に大型株だけでなく、中型・成長企業も含めて日本市場全体から銘柄を発掘するスタイルです。
ファンドの特徴(強みと注意点)
強み・魅力
- 日本成長株の“まとめ買い”
- 個別株で成長企業を選ぶのは難しいですが、このファンドを1本持つだけで、日本の有望成長株に広く分散投資できます。
- 長期実績と大規模ファンド
- 1998年設定で25年以上のトラックレコードがあり、純資産6,000億円超の大型ファンドゆえに運用体制・情報網も整っている点が安心材料です。
- 分配金を出さず、再投資型
- 近年は分配金ゼロが続いており、ファンド内で利益を再投資して「雪だるま式」に増やしていく設計になっています(直近6期の分配金は全て0円)。
注意点・リスク
- 株式100%近いので値動きは大きい
- 日本株にほぼフルインベストするため、株価下落局面では基準価額も大きく下がる可能性があります。
- アクティブ運用リスク
- 成否はファンドマネージャーとリサーチチームの銘柄選定に大きく依存し、インデックスに負ける期間が出る可能性もあります。
- コストの重さ
- 信託報酬はインデックスファンドに比べて明確に高く、「それでも成績で報われるか」が投資判断のポイントになります。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


