主要投資対象は、日本企業の株式。割安と判断される魅力的な銘柄を発掘し、信託財産の成長を目標に積極的な運用を行う。通常時においては、30銘柄から50銘柄程度に投資することを基本とする。原則として保有する円建て資産に対し、円売り、米ドル買いの為替取引を行う。ファンドオブファンズ方式で運用。毎月10日決算。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
米ドルで日本株集中投資
このファンドは、日本株に投資し、為替ヘッジ取引を用いて様々な通貨建てで実質的に投資ができるアクティブファンドです。
そのなかの米ドル建で日本株へ投資を行います。
ポートフォリオは、30銘柄程度の銘柄へ集中しており、その選定基準は割安性(バリュー株)重視となっています。
運用方針としては、フリーキャッシュフロー利回り、資産や利益等からの株価の割安度を評価し、バリュー重視で抽出した銘柄の中から、事業の将来性、経営⼒、財務内容等を勘案して今後の株価上昇が期待できる銘柄を厳選して、ポートフォリオを構築しています。
また同⼀セクター内でも業績格差が拡⼤する傾向が続くとみていることから、業績⾒通しを精査し、堅調な業績が⾒込める企業への選別投資を進めています。
特徴としては、市場平均に比べて、業種別配分では、不動産業、医薬品、石油・石炭製品などが多くなっています。
日本株高+円安の恩恵
パフォーマンスを見ると、特にここ直近の動きは大変好調です。
過去5年や3年で見ると、平均リターンは30%を超え、TOPIXの動きを大きく上回り、更には世界株平均にも並ぶ好パフォーマンスとなっています。
これには、日本株が上昇したことに加え、円安の影響も出ています。
そして、為替を考慮しない日本株の運用パフォーマンスでも、決してTOPIXに劣らず、基本的にはそれを上回るリターンがあがっています。
しかし、日本株の動きに加えて為替の影響も受けることから、ファンドの値動きであるリスクは大きめになっています。
かなりの高リターンとなっているものの、リスクは18%~20%と、日本株の市場平均や為替を考慮した先進国株よりも大きい値動きです。
それは集中投資している運用の影響もあります。
ただ、リスクが高い以上にリターンが高いため、シャープレシオは常に1を超え、中長期平均では2近くにもなり、とても高くなっています。
今後は、ドル円と日本株双方の影響を受けることから、リスクが大きいことが想定されるものの、引き続き高パフォーマンスが期待されるアクティブファンドです。
ファンドの殿堂による評価は【★★★】です。
ファンド概要
日本株厳選ファンド・米ドルコースは、「割安と判断される日本株に厳選投資しつつ、円売り・米ドル買いの為替取引も組み合わせてリターンを狙う日本株バリュー型アクティブファンド」です。
運用手法
- 日本株バリュー株投資
- 企業の資産・利益と比べて株価が割安な企業に着目し、事業の将来性、経営力、財務内容などを総合的に見て今後の株価上昇が期待できる銘柄を厳選。
- 通常は30~50銘柄程度に投資することで、インデックスよりもメリハリのあるポートフォリオを組む。
- 為替取引(円売り・米ドル買い)
- 保有する円建て資産に対して、原則として「円売り・米ドル買い」の為替取引を行う。
- これにより、日本株の値動きに加え、ドル高・円安局面の為替差益も取りにいく仕組みになる。
主な特徴
日本株バリューへの“厳選投資”
- 企業価値の割に株価が安いと判断される日本株を中心に投資し、バリュエーションの見直しによる値上がり益を狙うスタイル。
- TOPIXなどのインデックスのように市場全体に広く分散するのではなく、「魅力的な企業を選び抜く」アクティブ運用である点が特徴です。
ドルポジションを取る通貨選択型
- 米ドルコースでは、円建ての日本株に投資しつつ、為替取引で「円売り・ドル買い」を行うことで、実質的にドルへの投資ポジションを持ちます。
- ドル高・円安が進む局面では、株式の値上がりに加え、ドル高の恩恵も取り込みやすくなる一方、円高・ドル安局面では逆にマイナス要因になります。
毎月分配型でキャッシュフロー重視
- 毎月10日に決算を行い、その時点での収益状況などに応じて分配金の支払いをめざす毎月分配型です。
- 分配金は「受取」と「再投資」から選択可能で、再投資を選べば複利効果を狙った運用も可能です。
メリット
- 日本株バリュー+ドルポジションを1本で取れる
- 「日本の割安株に投資しながら、ドル高のメリットも狙える」という二つのストーリーをまとめて持てるのが魅力。
- アクティブ運用による“上振れ”期待
- 割安株の厳選投資と集中度合いから、市場平均を上回るパフォーマンスを狙う設計になっている。
注意点・リスク
- 株価変動リスク
- 日本株に集中投資するため、日本株市場が崩れる局面では基準価額も大きく下落しうる。
- 為替リスク(ドル円)
- 円売り・ドル買いの為替取引を行うため、円高が進むと為替差損が発生し、株が上がっていてもトータルリターンが圧迫される可能性がある。
- コスト
- アクティブ運用+通貨選択型のため、インデックスファンドより信託報酬水準は高めで、管理費用(含む信託報酬)は年率1%台後半。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


