フィデリティ・米国株式ファンド【リターンだけでなくリスク分散も優秀アクティブファンド】

ファンド情報
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ファンド概要

主として米国を中心に世界(日本を含む)の金融商品取引所に上場(これに準ずるものを含む)されている企業の株式に投資を行う。「ボトム・アップ・アプローチ」を重視した個別企業分析により、将来有望な成長企業や、ファンダメンタルズに対し株価が割安な企業へ投資を行う。原則として対円での為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。5月決算。

フィデリティ投信株式会社

米国株式に幅広く分散投資

こちらは、米国株式を主に投資するアクティブファンドです。

組み入れ銘柄数は、300を超え、かなりの分散投資を行っています。

主に、大型株を中心とし、S&P500に採用されているメインの銘柄にはほとんど投資をしているポートフォリオです。

そのため、組入業種は、情報技術、金融、コミュニケーション・サービス、一般消費財・サービス、ヘルスケアが多くなっています。

ところが、決して時価総額ベースで市場平均に揃えているわけではなく、個別銘柄のしっかりとした分析を行うボトムアップアプローチが徹底されています。

実際、ポートフォリオのトップに並ぶ銘柄は、組み入れの多い順にメタ・プラットフォームズ、エヌビディア、バークシャー・ハサウェイ、アマゾン・ドット・コムなどとなっており、市場平均の時価総額ベースとは異なります。

そして、売買回転率は0.6倍程度と、あまり高くなく、頻繁な売買はあまり行われていないことがわかります。

つまり、幅広く分散投資は行うものの、しっかりとした個別銘柄分析をした上で、長期保有が前提としたファンドと言えます。

ファンドの実績

パフォーマンスチャート

出所:Yahoo!ファイナンス

世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。

組み入れ銘柄上位リスト

順位銘柄業種組み入れ比率
1位メタ・プラットフォームズ米国コミュニケーション・サービス9.10%
2位エヌビディア米国情報技術8.40%
3位バークシャー・ハサウェイ米国金融5.70%
4位アマゾン・ドット・コム米国一般消費財・サービス4.90%
5位マイクロソフト米国情報技術3.80%
6位ネットフリックス米国コミュニケーション・サービス2.70%
7位アップル米国情報技術2.70%
8位イーライリリー米国ヘルスケア2.40%
9位アルファベット(クラスC)米国コミュニケーション・サービス2.30%
10位バーテックス・ファーマシューティカルズ米国ヘルスケア2.10%

パフォーマンスはピカイチ

直近のファンドのパフォーマンスはかなり絶好調です。

過去5年、3年ともに世界株平均だけでなく円ベースのS&P500指数を大きく上回って推移しています。

これは、300を超える銘柄に分散投資をしつつも、個別銘柄の分析をしっかり行うボトムアップアプローチが効いています。

例えば、かなりの銘柄に分散投資しているにも関わらず、組み入れ上位の銘柄には9%や5%といったかなりの投資比率をかけています。

ある意味、組み入れ上位の自信のある銘柄には一定の集中投資を行い、それ以外の銘柄については分散効果を得るために幅広く投資しているといったことになります。

その結果、リターンが高いというだけでなく、リスクも大きく低減できています。

年率のリスクは、18%程度で推移しており、為替を考慮した米国株や海外株のリスクよりも小さく抑えられています。

これはやはり分散投資をした結果とも言えます。

そのため、投資の効率性を示すシャープレシオは1.4とかなり高くなっており、とても効率的な運用ができていると言えます。

つまり、米国株に投資するアクティブファンドの中でもリターンやシャープレシオといったパフォーマンスがとても優秀なファンドの一つであり、長期投資するには最適だと言えます。

買える金融機関一覧

15社
PayPay証券
PayPay銀行
SBI証券
あかつき証券
マネックス証券
三菱UFJ eスマート証券
十六銀行
南都銀行
大和証券
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