三菱UFJ/マッコーリー グローバル・インフラ債券ファンド『愛称:世界のいしずえ』 【債券運用マイナスも円安でプラス】

ファンド情報

ファンド概要

主要投資対象は、世界のインフラ関連企業(公益、通信、エネルギーおよび運輸等の日常生活に必要不可欠なサービスを提供する企業)が発行する米ドル建て債券。投資する債券は、原則として取得時においてBBB-格相当以上の格付を取得しているものに限る。原則として、為替ヘッジは行わない。ファミリーファンド方式で運用。5月決算。

三菱UFJアセットマネジメント株式会社

インフラ関連企業の米ドル建て社債

このファンドは、世界のインフラ関連企業が発行する米ドル建て社債へ投資を行う債券ファンドです。

実際にはポートフォリオのほとんどは米国企業の債券を保有しています。

インフラ関連企業とは、公益、通信、エネルギーおよび運輸等の日常生活に必要不可欠なサービスを提供する企業を指し、これらの企業は業績が比較的安定しており、債券の発行も多いという特徴があります。

ポートフォリオは、500銘柄以上の債券へ分散投資を行っており、組み入れ銘柄はBBB-以上の投資適格債券のみとなっています。

平均利回りは5%を超え、一定の利回り収益を確保しつつ、安定性に重きを置いた運用となっています。

ファンドの実績

パフォーマンスチャート

出所:Yahoo!ファイナンス

世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。

組み入れ銘柄上位リスト

順位銘柄名業種組入比率
1位NETFLIX INC米国通信
2位SPRINT CAPI米国通信
3位STEP DEUTSCHE TEL米国通信
4位AT&T INC米国通信
5位AT&T INC米国通信
6位T-MOBILE US米国通信
7位BP CAP MARK米国エネルギー
8位AT&T INC米国通信
9位DISCOVERY CO米国通信
10位ENERGY TRANS米国公益

債券価格はマイナスも円安の影響でプラスリターン

パフォーマンスを見ると、債券ファンドらしく値動きを抑えつつもリターンが積み上げられていることがわかります。

トータルリターンは、年率7%前後で推移し、値動きも抑えられているため安定的な動きを見せています。

しかし、運用の効率性を示すシャープレシオは、1未満であり、必ずしもリスクに見合ったリターンが得られているわけではありません。

そして、一見そのように安定的なリターンが得られているものの、運用の中身はあまり良くありません。

近年の金利上昇により、米ドル建ての債券価格は大きく下落してしまっているからです。

特にこのファンドは、投資適格社債の組み合わせのため、金利の影響を受けやすいポートフォリオとなっています。

つまり、ファンドとしては円安の影響でプラスになっているものの、債券運用自体はマイナスになってしまっているのです。

ただ、金利の影響が一時的だとすると、ポートフォリオに組み入れられている債券は安定的な業種が多いです。

今後は、引き続き金利の影響には左右されるため、投資するにあたってはそのあたりには注意が必要なアクティブファンドです。

買える金融機関一覧

15社
auカブコム証券
SBI証券
マネックス証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
三菱UFJ信託銀行
三菱UFJ銀行
信金中央金庫
北群馬信用金庫
千葉銀行
呉信用金庫
城北信用金庫
埼玉縣信用金庫
松井証券
楽天証券
豊橋信用金庫
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