主要投資対象は、国内外の上場株式。長期的な経済循環や経済構造の変化、経済の発展段階等を総合的に勘案して選ばれた国内外の株式市場のなかで、長期的な産業のトレンドを勘案しつつ、定性・定量の両方面から徹底的な調査・分析を行い、その時点での市場価値が割安と考えられる銘柄に長期的に選別投資し、信託財産の長期的な成長を図る。ファミリーファンド方式で運用。9月決算。
レオス・キャピタルワークス株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
ファンドマネージャーの顔が見える代表格ファンド
こちらは、独立系運用会社レオス・キャピタルワークスの旗艦ファンドである日本株ファンドです。
レオス・キャピタルワークスは、代表の藤野英人氏がメディア出演など顔を多く出していることで有名です。
投資対象は日本株であり、個別銘柄選定を中心に銘柄入れ替えも頻繁に行いつつ利益を狙っています。
日本株を中心に、プロにお任せで長期運用したい人向けの、守りと攻めのバランスを重視した投資信託と言えます。
ポートフォリオは、大型株中心に約80銘柄ほどに分散投資を行い、市場動向によっては現金比率を高めるなどのリスク回避行動も取ります。
また、個別銘柄の動向によっては、比率調整のリバランスだけでなく、銘柄入れ替えも適宜行っています。
実際、売買回転率は2.4と他のファンドと比べ高く、これは頻繁に売買を行っているということになります。
ここ数年は苦戦
設定来(2012年)では、日経平均やTOPIXに大幅に勝っているファンドですが、過去5年、過去3年のパフォーマンスはダメです。
運用の効率性を示すシャープレシオもかなり低く、市場平均をも下回っています。数字だけ見ればインデックスファンドを選ぶしかありません。
もちろんこのような銘柄選定力が問われるファンドは、常に勝ち続けることは難しいですが、もう少し勝っている期間が多ければ良いなという印象です。
ここ直近の日本株の上昇により、基準価額も大きく値上がりしていますが、市場平均に比べては上昇率が低いです。
つまり、設定来ではかなり良いパフォーマンスがあがっているものの、ここ数年はかなり苦戦している状況です。
ファンドの殿堂による評価は【★★】です。
ファンド概要
ひふみプラスは、日本を中心に国内外の成長企業へ投資し、「守りながらふやす」ことをめざすアクティブ型の投資信託です。
投資初心者でも積立などで長期の資産形成に使いやすいよう、運用の中身や情報発信にこだわっているのが特徴です。
運用コンセプトと方針
ひふみプラスのコンセプトは「日本を根っこから元気にする」「守りながらふやす」です。
長期的な経済のトレンドを踏まえつつ、成長が期待できる企業に絞り込んで投資し、ファンド全体として長期的な値上がりを狙います。
運用方針のポイントは次の通りです。
- 定性+定量の両面から企業を分析
- 経営者の姿勢、ビジネスモデル、将来性などの「定性評価」。
- 財務指標、業績、株価指標などの「定量評価」。
- 割安と判断した銘柄へ長期投資
- その時点での市場価値よりも将来の成長が見込める「割安な成長企業」に選別投資。
「守りながらふやす」運用手法
ひふみプラスがよく語られるのは、「攻め」だけでなく下落局面での「守り」を意識した運用です。
- 株式と現金の比率を柔軟に調整
- 市場が不安定なときは、現金比率を高めて最大で純資産の50%未満まで引き上げることが可能。
- 下落相場でのダメージを抑えつつ、安くなったところで再び株式に振り向ける余地を確保します。
- 銘柄分散と業種・企業規模を問わない投資
- 大型株だけに偏らず、中小型株やニッチな成長企業にも投資対象を広げることで、成長機会を取りにいきます。
- 業種にとらわれず、将来性のある企業を個別に選ぶスタイルです。
- 為替ヘッジは原則行わない
- 海外株式や外貨建て資産については、為替ヘッジを原則行わないため、円高・円安の影響も基準価額に反映されます。
主な特徴・メリット
- 顔が見える運用と情報発信
- 運用チームが企業取材を重ね、「顔が見える運用」を掲げており、個人投資家向けの説明会やレポートも積極的に行っています。
- アナリストに固定の担当セクターを設けず、自由度の高いリサーチ体制で成長企業を発掘するスタイルです。
- 柔軟な資産配分による防御力
- 市場環境に応じて株式比率や現金比率を機動的に変えるため、単純なインデックスファンドより下落局面での防御力を期待する投資家も多いです。
- 純資産の拡大に応じた信託報酬の逓減
- アクティブファンドの中では、信託報酬を逓減させる仕組みにこだわっており、規模が大きくなるほど実質コストが低下する設計です。
注意点・デメリット
- インデックスファンドよりコストは高め
- 日経平均やTOPIXに連動するインデックスファンドと比べると、信託報酬は高く、その分「運用の上乗せリターン」が出ないと割高に感じる場合があります。
- 基準価額は株式市場の影響を強く受ける
- 主な投資対象は株式なので、短期的には値動きが大きく、相場急落時には基準価額も大きく下がる可能性があります。
- アクティブ運用ゆえの「人」に依存するリスク
- 銘柄選定やタイミングは運用チームの判断に大きく依存するため、運用体制の変化や判断のブレがパフォーマンスに直結します。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


