東京海上・円資産バランスファンド『円奏会』【3つの国内資産に分散投資】★

東京海上・円資産バランスファンド(円奏会) ファンド情報

主要投資対象は、国内の債券・株式・不動産投資信託(REIT)。3つの円資産に分散投資をすることにより、信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指す。各資産への配分比率は、日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%を基本とする。ファミリーファンド方式で運用。7月決算。

東京海上アセットマネジメント株式会社
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ファンドの評価とパフォーマンス

円建債券中心の安定型ファンド

このファンドは、⽇本債券70%、⽇本株式15%、⽇本REIT15%の資産配分⽐率を基本としますが、基準価額の変動リスクが大きくなった場合は、⽇本株式と⽇本REITの資産配分⽐率を引き下げて運用を⾏ってます。

実際過去に大きく株式市場が動いた局面(コロナショックなど)において、株式とリートの比率をほぼゼロに近い水準まで引き下げています。

ポートフォリオのベースとなる資産が円建債券なので、高いパフォーマンスは期待できません。

しかし、その代わりに為替リスクなどもないことから基準価額の安定性が期待されます。

バランスファンドというより安定型のファンドです。

リスクは年率で2~3%で抑えられており、値動きはかなり小さいです。

ただ、その分リターンも期待できず、安定性を求める人向けのファンドと言えます。

安定はしているものの、コスト負けしているだけ

チャートを見ると、たしかに基準価額(トータルリターン)の動きは安定しています。

しかし、安定してはいるものの、過去3年5年ともにマイナスです。

過去10年で見てもリターンはほぼゼロといった内容です。

基本配分比率が⽇本債券70%、⽇本株式15%、⽇本REIT15%であり、リスクが大きくなった場合は⽇本株式と⽇本REITの資産配分⽐率を引き下げて運用を⾏う、というコンセプトは良いものの、大きな下落局面で株式などの比率を下げた結果、その後の反発したリバウンドの値上がりうまく取れていないということがわかります。

また、ベースとなる債券資産について、ある程度ここの部分でリターンを確保しておかないと全体のパフォーマンスも上がりません。

実際に債券組み入れを見てみると、メガバンクなどの高格付けの社債や地方債がメインです。

債券ポートフォリオ利回りでも1%に満たないため、コスト(信託報酬)もカバーできていないことになります。

さらに市場金利上昇圧力がかかってきている局面ではこのような高格付け債券のパフォーマンスも悪化してしまいます。

もう少し積極的なポートフォリオを組むことのできるバランス型ファンドや、高利回り債券ファンドのほうが良いという結論です。

もしくは円建て社債を直に保有する方がよっぽど良いでしょう。

ファンドの殿堂による評価は【★】です。

ファンド概要

東京海上・円資産バランスファンド(愛称:円奏会)は、「日本円建ての債券・株式・REITをまとめて一つで持てる、円資産特化型バランスファンド」です。

円建て資産に限定しつつ、値動きを抑えながら着実な資産形成と安定収益をねらう設計になっています。

運用手法・仕組み

3つの円資産に分散投資

ファンド・オブ・ファンズ(マザーファンド方式)で、国内債券・株式・REITに投資する複数のマザーファンドに投資する形で運用。

基本配分は「日本債券70%・日本株式15%・日本REIT15%」とし、値動きの安定しやすい債券を厚めにすることで大きなブレを抑える設計です。

リスクが高まったときの調整(リスクコントロール)

基準価額の変動リスクが大きくなったと判断した場合、株式とREITの比率を下げて、短期金融資産などより値動きの小さい資産にシフトします。

年率3%程度の価格変動リスクに抑えること」を目標に、株式・REITの比率を機動的に調整する仕組みが組み込まれています。

債券・株式・REITそれぞれの運用方針

  • 債券:主に日本企業が発行する円建ての投資適格社債(格付BBB相当以上など)に投資し、クーポン収入(利息)を取りに行きながら、安定した値動きをねらいます。
  • 日本株式:流動性や信用リスクなどを見ながら銘柄を厳選し、「配当利回りを高める戦略」と「価格変動リスクを抑える戦略」を組み合わせて運用します。
  • 日本REIT:市場の時価総額構成比をベースにしつつ、流動性・信用力などを考慮して比率を調整し、日本のREIT市場の中長期的な動きを概ね捉えることを目指します。

特徴・メリット

円建て資産にこだわったバランスファンド

為替リスクを取りたくない人向けに、「円建ての債券・株式・REIT」に限定しているのが大きな特徴です。

外貨建て資産には投資しないため、為替の上下に振り回されにくく、円ベースでの資産形成に集中しやすい設計と言えます。

債券厚めで値動きマイルド

債券70%という構成のため、リスクは純粋な株式ファンドよりかなり低く、典型的な「安定重視のバランス型」に近い性格です。

さらに、相場が荒れたときには株式・REITを減らして短期資産に逃がすルールがあるので、ドローダウン(大きな下落)を抑える工夫がされています。

想定されるリスク

  • 債券価格の変動リスク(金利上昇時の価格下落など)。
  • 株式・REITの価格変動リスク(株価・不動産市況の悪化など)。
  • 投資先の信用リスク(社債の発行体やREITの破綻など)。

ファンドの詳細データ

最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。

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