主要投資対象は、インドの取引所に上場している中型株式(ニフティ500の時価総額上位51位-350位の銘柄に準じた時価総額規模を有する銘柄)。大型、小型株式に投資することがある。インドの代表的な総合金融グループの一つ、「コタック・マヒンドラ・グループ」が実質的な運用を行う。原則として、為替ヘッジを行わない。ファンドオブファンズ方式で運用。2月決算。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
成長著しいインドの中型株へ投資
こちらのファンドは、近年注目され続けているインド株へ投資を行うファンドです。
インド株へ投資を行うファンドはたくさんあるものの、なかでもこのファンドはインドの中型株へ集中的に投資しています。
成長著しいとはいえ、インドは新興国です。そのため時価総額も欧米・日本に比べれば遥かに小さいです。
一般的なファンドやインデックスは、大型株の比率が高く、株価の影響も大きいですが、中型株へ投資を行う珍しいファンドです。
組入銘柄も、日本では知名度が皆無の銘柄が多いです。
例えば、政府系の⾦融サービス会社であるPower Finance Corporationや、ソフトウェアのPersistent Systems、レストラン情報の紹介に加え、フードデリバリー(宅配サービス)などをインターネットを通じて⾏うZomatoなどが組み入れ上位になっています。
新興国の中型株へ投資をするということはリスクが高いように思えますが、過去のパフォーマンスを見てみましょう。
インドの成長+中型株の値上がり
パフォーマンスを見ると、過去の動きは好調です。
インド株全体が上昇したこと、インドルピーに対して円安になったことに加え、インドの内需が好調なことにより組み入れられている中型株の業績が好調であったことが要因です。
インドの大型株は、グローバル企業が多くその業績は米国をはじめとした世界経済に左右されます。
しかし、中型株はインド国内で事業を行うことが多く、インド経済の影響を大きく受けます。
ここのところインド経済は順調であったため、このファンドもうまくその利益を享受できています。
インドの代表的なインデックスと比較してもこのファンドのパフォーマンスが上回っております。
運用の効率性を示すシャープレシオも1.3と、良い数字です。
シャープレシオは、いわば「リスクに見合ったリターンが取れているか」という意味がある指標です。
このファンドは、インドの中型株へ投資するファンドであり、リスク(値動き)は大きいです。
しかし、リターンもしっかり取れているためシャープレシオも良くなっています。
こういったファンドの投資先の銘柄を個別に売買することは個人投資家では相当難しいです。
先述した組み入れ上位の銘柄を分析することや、インドのIPO銘柄へ投資することもほぼ不可能です。
そういう意味でこのファンドに投資をする価値は十分にあると言えます。
しかし、リスクはどうしても高くなるため、今後のインド経済や世界情勢によっては大きく値を下げる場面もあるかと思います。
インドの成長に期待しつつ、そういったリスクも承知の上で投資を行いましょう。
ファンドの殿堂による評価は【★★★】です。
ファンド概要
高成長インド・中型株式ファンドは、「インドの中型株」に絞って投資し、中長期での値上がり益を狙うアクティブファンドです。
日本円建て・為替ヘッジなし・ファンド・オブ・ファンズ方式という点が大きな特徴です。
投資対象と「中型株」のイメージ
- 主な投資対象:インドの取引所に上場している中型株式(預託証書や上場予定銘柄を含む)。
- 「中型株」の定義イメージ:ニフティ500指数の時価総額上位51位~350位に相当する規模の企業を中型株のめやすとしています。
- 他サイズへの投資:状況によって大型株や小型株にも一部投資することがありますが、主役は中型株です。
運用手法と銘柄選定の考え方
- 運用スタイル:中長期の成長を重視するアクティブ運用(指数に機械的に連動させるインデックスではない)。
- 銘柄選定:
- インド経済の構造的成長が期待される分野に注目。
- ファンダメンタルズ(業績、財務体質、競争力など)を重視した個別銘柄の選別投資を行う。
- 運用制約:有価証券の空売りは行わず、純資産総額の10%を超える借入も行わないという保守的な枠組みも設けられています。
ファンドの主な特徴
- インド中型株に特化
- 大型株インデックスでは取りにくい、中堅企業の成長ポテンシャルを狙える点が魅力です。
- コタック・マヒンドラ・グループによる運用
- インドの代表的な総合金融グループであるコタック・マヒンドラ・グループ傘下の運用会社(シンガポール)が主要投資対象ファンドを運用します。
- 現地市場に精通したチームが銘柄選定を行う点をセールスポイントにしています。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


