米国インフラ・ビルダー株式ファンド【アメリカのインフラに集中投資】★★

ファンド情報

米国におけるインフラ設備の建設、改修またはメンテナンス、建設資材の生産または輸送などに直接関わる企業の株式に投資する。米国の株式の中から、事業内容、時価総額、流動性等を勘案して投資候補銘柄を選定。この中から、インフラ投資による恩恵度、同業種における競争力、株価バリュエーション等にもとづくスコアリングや定性評価を勘案し、ポートフォリオを構築する。原則、為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。1、7月決算。

大和アセットマネジメント株式会社
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ファンドの評価とパフォーマンス

米国インフラに特化したテーマ型

アメリカのインフラ関連銘柄に投資を行うアクティブファンドです。

インフラ関連銘柄とは、具体的にはインフラ設備の建設、改修またはメンテナンス、建設資材の生産または輸送などに直接関わる企業、つまりこのファンドでは「インフラ・ビルダー」と呼ばれる銘柄のことを指します。

そのため、業種別でも特徴的なポートフォリオとなっており、組入業種の多い順に、電気設備、建設関連製品、建設・土木、機械となっています。

個別銘柄では、電気機器・部品メーカーのEATON CORP PLCやインフラ建設エンジニアリング会社のQUANTA SERVICES INC、建機レンタル会社のUNITED RENTALS INCなどが組入上位銘柄となっています。

総じて、米国のインフラ投資によって恩恵を受ける銘柄のポートフォリオとなっています。

そして、銘柄数は約30銘柄程度と少数に集中しており、業種特化かつ集中投資型ファンドと言えます。

比較的業績が安定しており、景気には影響されづらいポートフォリオとなっています。

ただ、景気に影響されづらい代わりに、米国の公共事業やインフラ再整備などによる業績変動があるため、政治的な要素による影響が大きくなりやすいファンドだと言えます。

このような業種に特化するアクティブファンドは珍しいことに加え、個別銘柄を発掘するのも個人では構成することの難しいポートフォリオです。

好調不調はっきり

ファンドのパフォーマンスは、業種特化ということもあり、ブレが大きくなっています。

中長期的なリターンを見ると、年率20%程度で推移しており、市場平均とほぼ同程度となっています。

しかし、2020年から2024年初頭までは、S&P500を20%、世界株平均を50%ほど上回る好調な推移の期間もありました。

その後、2024年以降のパフォーマンスは悪化してしまっています。

これは、組入銘柄の業績や売上の実績というよりも、米国インフラ関連企業の株価動向に左右されています。

ファンドのポートフォリオ構成にある通り、社会インフラの再整備事業などが活発になれば株価は上昇し、そうでなければ軟調になりやすいと言えます。

ただ、パフォーマンスが悪化したのはあくまでも短期的な思惑である可能性があり、業績は安定しています。

ファンドとしては、業種特化型のためリスクが年率20%以上と高くなっている点や、高リターンの割にシャープレシオが1前後となっている点については難点と言えます。

そのため、今後も値動きが大きい可能性があること、かつ、業績や景気だけでない要素も含めた動きがあることに注意が必要です。

ファンドの殿堂による評価は【★★】です。

ファンド概要

米国インフラ・ビルダー株式ファンドは、米国のインフラ関連企業の株式にまとめて投資し、株価の値上がり益を狙うアクティブファンドです。

米国の大型インフラ投資(道路・橋・電力網など)から恩恵を受けやすい企業を絞り込むことで、市場平均を上回るリターンを目指すのが大きな特徴です。

運用手法

このファンドは、インデックスに機械的に連動させるのではなく、銘柄選択で超過リターンを狙うアクティブ運用です。

  • 投資候補の絞り込み
    • 米国株式市場から、事業内容・時価総額・流動性などを基準にインフラ関連企業を投資候補として抽出。
  • スコアリングと定性評価
    • インフラ投資による恩恵度(どれだけインフラ投資の追い風を受けやすいか)。
    • 同業種内での競争力(シェアや収益性など)。
    • 株価バリュエーション(割高・割安の度合い)。

インフラ関連株というセクターにピンポイントで投資しつつ、その中ではボトムアップ型(個別銘柄選択重視)のスタイルと言える内容です。

ファンドの主な特徴

  • 米国インフラに特化したテーマ型
    • 米国では総額1兆2,000億ドル規模といわれる大型インフラ投資が進行しており、道路・橋・電力網など生活インフラの更新が国策として進められている。
    • このファンドは、その恩恵を受けやすい「インフラを作る側(ビルダー)」の企業群に集中投資するテーマ型ファンド。
  • 分散投資と専門性
    • 個別にインフラ関連銘柄を選ぶのはハードルが高いが、ファンドを通じて複数銘柄に分散投資できる。
    • 専門の運用チームが銘柄選定とポートフォリオ構築を行うため、個人投資家が一から分析する手間を省ける。
  • リスク・リターンのイメージ
    • インフラ関連株は景気や金利の影響を受けやすく、株価の値動き(ボラティリティ)は一般の米国株ファンドと同程度かやや大きい水準になりやすい。
    • 一方で、長期的にはインフラ投資の継続により成長が期待される分野であり、株価の値上がり益を中長期で狙う設計になっている。

コストとリスクのポイント

  • コスト面
    • 信託報酬(運用管理費用)は年率約1.6%台と、インデックスファンドより高めの水準。
    • 販売会社によっては購入時手数料(最大約3.3%程度)がかかるケースもあり、長期保有前提でコスト許容度を確認する必要がある。
  • 主なリスク
    • 株価変動リスク:組入れ株式の価格変動により基準価額が上下し、元本割れの可能性がある。
    • 為替変動リスク:「為替ヘッジなし」では円高になると基準価額の逆風となる一方、円安は追い風になる。
    • セクター集中リスク:インフラ関連という特定分野に絞っているため、セクター全体が不調の局面では基準価額の下落が大きくなる可能性がある。

ファンドの詳細データ

最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。

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