主要投資対象は、世界のバイオ医薬品関連企業の株式。高い成長が期待される世界のバイオ医薬品関連企業の株式に投資することにより、信託財産の積極的な成長を目指す。運用にあたっては、株式の運用指図に関する権限を「ピクテ・アセット・マネジメント・リミテッド」および「ピクテ・アセット・マネジメント・エス・エイ」へ委託する。原則として、為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。4月決算。
ピクテ・ジャパン株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
主にアメリカのバイオ関連株へ投資
こちらのファンドは、バイオテクノロジー企業や医薬品、ライフサイエンス関連の銘柄に投資する業種特化ファンドです。
国別では大半がアメリカ株となっており、1割程度は欧州株です。
業種に特化しているファンドのため、バイオ関連銘柄の動きに大きく左右されます。
さらに、新薬開発や業績など個別企業の動きがかなり大きい業種のため、ファンドの運用としては難しい部類に入ります。
最近ではバイオ関連株のM&Aが活発になっており、運用としては被買収企業をどれだけ多く保有できるかによってもパフォーマンスに影響を与えます。
ここ数年ヘルスケア関連株は順調ですが、このファンドのパフォーマンスはどうなんでしょうか。
世界株平均に比べると弱い
過去のパフォーマンスチャートを見てみると、過去5年、過去3年ともに円ベースの世界株平均より弱い動きになっています。
業種特化のためその影響が大きいのですが、あまり投資成果は出ていないと言っていいでしょう。
また、売買回転率は0.6程度とかなり低くなっているため、積極的な銘柄入れ替えは行っておらず、リバランス程度と考えられます。
ファンドの運用効率性を示すシャープレシオは0.7程度となっており、あまり高い数字ではありません。
コストも2%超えと比較的高く、あまり良いファンドとは言えません。
バイオ関連に特化しているため、その業種に造詣が深い方や業種特化型ファンドをリスク分散のために保有したい方にとってはマッチするでしょう。
ただ、万人受けするファンドではないため、投資初心者の方などには不向きだと言えます。
ファンドの殿堂による評価は【★★】です。
ファンド概要
ピクテ・バイオ医薬品ファンドは、世界のバイオ医薬品関連企業の株式にまとめて投資し、中長期での値上がり益をねらうアクティブ型のテーマファンドです。
医薬・バイオ分野の成長ポテンシャルに乗りたい投資家向けの「バイオ特化型・国際株式ファンド」と説明できます。
投資対象とバイオ医薬品の特徴
- 主な投資対象:米国や欧州など世界主要市場のバイオテクノロジー企業や大型製薬企業など、バイオ医薬品関連企業の株式。
- 組入例:ギリアド・サイエンシズ、アムジェン、リジェネロン、バーテックス、アストラゼネカ、サノフィなど、大型・中型バイオ/製薬株が中心。
バイオ医薬品は、タンパク質や抗体など生物由来の成分を用いた医薬品で、標的にピンポイントで作用しやすく、高い治療効果と比較的少ない副作用が期待される点が特徴とされています。
一方で構造が複雑で開発・製造コストが高く、開発成功・失敗が株価に大きく影響しやすい点が、このテーマ特有のリスク要因になります。
運用手法とポートフォリオ構築
- マザーファンドを通じ、世界のバイオ医薬品関連株に分散投資するアクティブ運用。
- バイオ医薬品関連株の組入比率は、最終ポートフォリオの時価総額ベースで原則3分の2以上を目標とする、テーマ色の強い設計。
運用チームは、アナリストのリサーチや企業訪問などから得た定量・定性情報をもとに、成長性・競争力・パイプライン(開発中の新薬)などを分析し、銘柄を選ぶボトムアップ中心の運用を行っています。
市場全体の動きだけでなく、個々の企業の治験結果・承認ニュース・M&Aなどイベント要因も考慮しながら、ポートフォリオの比率調整を行うイメージです。
メリット・リスク
- 想定されるメリット
- 世界のバイオ医薬品関連株にまとめて分散投資でき、個人では追いきれない専門セクターをプロに任せられる。
- 高齢化の進展や医療ニーズの拡大など、長期成長テーマに乗りやすいセクターファンドで、中長期の資産形成向きの側面がある。
- 主なリスク・注意点
- 株式比率が高く、かつ特定セクター集中のため、世界株インデックスより値動きが大きくなりやすい点。
- 規制・薬価改定・治験失敗・技術競争など、バイオ医薬品業界特有のニュースで基準価額が大きく動く可能性。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


