ファンド概要
主要投資対象は、世界のバイオ医薬品関連企業の株式。高い成長が期待される世界のバイオ医薬品関連企業の株式に投資することにより、信託財産の積極的な成長を目指す。原則として、為替ヘッジを行わない。ファミリーファンド方式で運用。
ピクテ・ジャパン株式会社
主にアメリカのバイオ関連株へ投資
こちらのファンドは、バイオテクノロジー企業や医薬品、ライフサイエンス関連の銘柄に投資する業種特化ファンドです。
国別では大半がアメリカ株となっており、1割程度は欧州株です。
業種に特化しているファンドのため、バイオ関連銘柄の動きに大きく左右されます。
さらに、新薬開発や業績など個別企業の動きがかなり大きい業種のため、ファンドの運用としては難しい部類に入ります。
最近ではバイオ関連株のM&Aが活発になっており、運用としては被買収企業をどれだけ多く保有できるかによってもパフォーマンスに影響を与えます。
ここ数年ヘルスケア関連株は順調ですが、このファンドのパフォーマンスはどうなんでしょうか。
ファンドの実績
パフォーマンスチャート


出所:Yahoo!ファイナンス
世界株=MSCIワールド・インデックス。円ベースは独自に計算。
組み入れ銘柄上位リスト
| 順位 | 銘柄名 | 国 | 業種 | 組み入れ比率 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | バーテックス・ファーマシューティカルズ | 米国 | バイオテクノロジー | 8.60% |
| 2位 | アムジェン | 米国 | バイオテクノロジー | 8.30% |
| 3位 | リジェネロン・ファーマシューティカルズ | 米国 | バイオテクノロジー | 7.90% |
| 4位 | ギリアド・サイエンシズ | 米国 | バイオテクノロジー | 7.90% |
| 5位 | バイオジェン | 米国 | バイオテクノロジー | 5.20% |
| 6位 | インサイト | 米国 | バイオテクノロジー | 3.80% |
| 7位 | アストラゼネカ | 英国 | 医薬品 | 3.70% |
| 8位 | サノフィ | フランス | 医薬品 | 3.30% |
| 9位 | モデルナ | 米国 | バイオテクノロジー | 3.10% |
| 10位 | アイオニス・ファーマシューティカルズ | 米国 | バイオテクノロジー | 2.70% |
世界株平均に比べると弱い
過去のパフォーマンスチャートを見てみると、過去5年、過去3年ともに円ベースの世界株平均より弱い動きになっています。
業種特化のためその影響が大きいのですが、あまり投資成果は出ていないと言っていいでしょう。
また、売買回転率は0.6程度とかなり低くなっているため、積極的な銘柄入れ替えは行っておらず、リバランス程度と考えられます。
ファンドの運用効率性を示すシャープレシオは0.7程度となっており、あまり高い数字ではありません。
コストも2%超えと比較的高く、あまり良いファンドとは言えません。
バイオ関連に特化しているため、その業種に造詣が深い方や業種特化型ファンドをリスク分散のために保有したい方にとってはマッチするでしょう。
ただ、万人受けするファンドではないため、投資初心者の方などには不向きだと言えます。
買える金融機関一覧
| 25社 |
|---|
| SBI証券 |
| フィデリティ証券 |
| 楽天証券 |
| 東海東京証券 |
| auカブコム証券 |
| あかつき証券 |
| ほくほくTT証券 |
| めぶき証券 |
| アイザワ証券 |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
| 中銀証券 |
| 岡三証券 |
| 岩井コスモ証券 |
| 松井証券 |
| 百五証券 |
| 百五銀行 |
| 西日本シティTT証券 |
| 証券ジャパン |
| SMBC日興証券 |
| とちぎんTT証券 |
| マネックス証券 |
| ワイエム証券 |
| 東洋証券 |
| 池田泉州TT証券 |
| 浜銀TT証券 |


