米国の株式、米国の長期金利、米ドルキャッシュおよび金を実質的な投資対象とする。ドイツ銀行が開発した「DBモメンタム・アセット・アロケーター指数」の動きを反映した投資成果をめざす。「DBモメンタム・アセット・アロケーター指数」とは、モメンタムに着目し、相対的に良好なパフォーマンスの投資対象への配分比率を増加させ、その全体のパフォーマンスを指数化したもの。原則、為替ヘッジを行わない。ファンドオブファンズ方式で運用。2、8月決算。
大和アセットマネジメント株式会社
ファンドの評価とパフォーマンス
独自の資産配分に基づいた運用
米国株、米国債、米ドルキャッシュ、金を実質的な投資対象とするアクティブファンドです。
「DBモメンタム・アセット・アロケーター指数」の動きを反映した投資成果をめざすものとなっています。
「DBモメンタム・アセット・アロケーター指数」とは、ドイツ銀行が開発した、米国の株式、米国の長期金利、米ドルキャッシュおよび金を実質的な投資対象としてアセット・アロケーションを行い、各投資対象の価格の上昇傾向の勢いに着目して、パフォーマンスが相対的に良好な投資対象の配分比率を増加させるモメンタム戦略のパフォーマンスを指数化したものです。
つまり、米国株を中心にリスクヘッジ資産である債券や金などを機動的に資産配分を変更しながら運用するというものです。
株式上昇局面では株式資産を多めに、逆に下落局面では債券や金、キャッシュなどの守りの資産を増やすというものです。
ただ、実質的に直近数年間の運用内容は、米国株に主に投資し、一部で金やキャッシュなどを保有し、その比率を若干変動させているという程度です。
低リスク、高シャープレシオ
こちらのファンドは、株式資産を主にしながらも債券や金、キャッシュなどの守りの資産を用いたアセット・アロケーションを行うファンドです。
そのため、パフォーマンスは、単純な株式指数よりかは低いリターンとなっています。
直近では、主に株式と金の組み合わせによるものとなっており、それらを毎月機動的に変動させています。
株式が上昇している局面でのリターンは、株式よりも劣りますが、下落局面においては、その下落を小さく抑えられています。
そして、機動的に資産配分変更をしているためか、リターンとリスクは安定しています。
中長期の平均リターンは20%前後で推移しており、ファンドの値動きを示すリスクは12%程度です。
単純にリターンだけで比べると、インデックスよりも低いものの、リスクは市場平均よりも抑えられているため、運用の効率性を示すシャープレシオは安定的に2近い数字で推移しています。
つまり、リターンはそれほど高くないものの、リスクを抑えつつも効率的な運用が継続できている優秀なアクティブファンドと言えます。
ファンドの殿堂による評価は【★★★】です。
ファンド概要
ダイワDBモメンタム戦略ファンドは、米国株式・米国長期金利・金・米ドルキャッシュの4つの資産を、値動きの「勢い(モメンタム)」に従って自動的に入れ替えながら運用するファンドです。
モメンタム戦略とは
モメンタムは日本語で「勢い」のことで、価格が上がっている資産はしばらく上がり続けやすい、下がっている資産は下がり続けやすいという傾向を指す投資の考え方です。
このファンドでは、4つの資産の一定期間のパフォーマンスを比較し、「相対的に成績が良いものに多く配分する」という明確なルールで資産配分を決めます。
好調な資産の勢いに乗りつつ、不調な資産への配分を抑えることで、長期的に安定した収益と資産の成長をめざす仕組みです。
連動を目指す指数(DBモメンタム・アセット・アロケーター指数)
ドイツ銀行が開発した「DBモメンタム・アセット・アロケーター指数」の値動きに連動する投資成果を目指します。
この指数は、4資産(米国株式・米国長期金利・金・米ドルキャッシュ)の一定期間の成績を毎月評価し、相対的にパフォーマンスが良いものの配分比率を増やすよう設計されています。
資産配分の決め方(リバランス・ルール)
4つの投資対象のパフォーマンスを定期的に測定し、あらかじめ定められたルールに基づいて、配分比率を月次で見直します。
相対的に成績が良い資産ほど配分が増え、成績が悪い資産は配分が減る仕組みで、モメンタム(勢い)を利用したアクティブな資産配分が自動的に行われます。
為替ヘッジなしタイプでは、原則として為替ヘッジを行わず、ドル円の為替変動の影響も基準価額に反映されます。
メリット
- 好調な資産に自動で多く投資
相対的に上昇基調が強い資産に配分を増やすため、トレンドに素早く乗りやすい仕組みです。 - 下落局面の回避に一定の期待
モメンタム戦略指数は、市場の大幅下落局面で、相対的に強い資産(たとえば金やキャッシュ)へ配分することで、単一資産投資より下落を抑えてきたとされています。 - 分散投資と通貨分散
米国株式・米国債・金・キャッシュという性質の異なる4資産に分散しつつ、為替ヘッジなしタイプではドル建て資産への投資を通じて通貨分散にもなります。
留意すべきリスク・コスト
- 元本割れリスク
株式・債券・金・為替の値動きにより基準価額は上下し、元本は保証されません。 - モメンタムが機能しない局面
相場が急反転するような環境では、「勢い」を頼りにした戦略が裏目に出る可能性があります。 - 手数料水準
ファンド・オブ・ファンズ+デリバティブ利用という構造上、実質信託報酬は年率1%超と、インデックスファンドより高めのコスト水準です。
ファンドの詳細データ
最新データとパフォーマンスは【Yahoo!ファイナンス】で詳しく見れます。


